アストンマーティンのアロンソ、久々の6位を喜ぶ「上位の”活躍”のせいで、僕らには良いチャンスが巡ってきたよ!」
F1アゼルバイジャンGPで、アストンマーティンF1のフェルナンド・アロンソは6位入賞。低ダウンフォース仕様のセッティングが功を奏したようだ。
Fernando Alonso, Aston Martin AMR24, Franco Colapinto, Williams FW46
写真:: Simon Galloway / Motorsport Images
アストンマーティンF1のフェルナンド・アロンソは、F1アゼルバイジャンGPを6位でフィニッシュ。実に第9戦カナダGP以来、8戦ぶりの好結果だった。
これについてアロンソは、上位勢に取りこぼしがあった部分を、低ダウンフォース仕様のセッティングでうまく掴み取ることができたと語った。
アロンソは7番グリッドからレースをスタートすると、10周という早い段階でピットインしたフランコ・コラピント(ウイリアムズ)の動きに反応して11周目にピットイン。残りの40周をハードタイヤで走り切り、終盤にはフェラーリのカルロス・サインツJr.とレッドブルのセルジオ・ペレスが脱落したことで、6位を手にした。
「間違いなく、とても満足いく結果だ。通常の週末なら、中団チームに残されたのは9位と10位しかない。でも今日は、前方の選手たちの”活躍”のおかげで6位が空いていて、僕らはそれを手にすることができたんだ」
アロンソはレース後にそう語った。
「僕らにとってはチャンスのある日曜日だった。そしてたくさんのポイントを獲得できた。チームにとってとても嬉しい」
アロンソは他のドライバーと同じように1ストップでレースを走り切ったわけだが、2ストップという選択肢もあったようだ。
「今日、僕らは柔軟に対応できたはずだ。1ストップでも、2ストップでもうまくいくはずだった。だから僕らはトレンドに従い、周りの人たちの戦略をコピーして反映していたんだ。そして、最終的にはうまくいった」
「厳しいレースだった。もちろん、リラックスできるような瞬間なんてなかったよ。でも、うまく戦うことができた。ピットストップも良かったし、戦略も良かった。タイヤのでグラデーション(性能劣化)も大きくなかった」
「今週末のペースは最高ではなかったかもしれない。でもポイントを獲得できるよう、うまくレースを戦えた。チームにとっても、とても嬉しい結果だった」
なおアロンソにとって最大の脅威となりえたのは、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンだった。アルボンは、多くのドライバーがミディアムタイヤを履いてスタートした中、ハードタイヤでのスタートを選択。そのため戦略が逆となり、レース終盤にミディアムタイヤを履いて追い上げてくることが予想された。
しかしアロンソは、アルボンの追い上げを計算することはなかったと語った。
「ある意味では、計算することはあまりない。レースの途中で、彼は最大限にプッシュしていた。僕も最大限にプッシュし、少しでも差を広げようとした。彼はフランコとニコ(ヒュルケンベルグ/ハース)を抜かなければいけなかったから、戦略に妥協を強いられたはずだ」
「ミディアムタイヤを履いた直後に、彼のように激しく戦わなければいけないというのは、悪い結果に繋がったと思う。つまりニコとフランコがいたことは、おそらく僕にとっての安全策になった」
「今週末のウイリアムズは確かに速かったし、昨日アレックスが言ったように、2対1の戦いだった。でも、そうだね。今日はひとりで十分に戦えたね」
また、ダウンフォースが少ないセッティングとしたことも、アロンソのレースを助けることになったという。
「予想していたよりもデグラデーションがあったけどね。でも、今日はトップスピードが間違いなく助けになった。彼らがすぐ後ろにいた時でも、ストレートでDRSを開いても追いついてこないのが見えたんだ。だから、その点については他のレースよりも少しリラックスすることができた」
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