角田裕毅久々のQ3進出も最終アタックを悔やむ「ウォームアップラップで残り時間が少なかった」
RBの角田裕毅は、F1シンガポールGPの予選でQ3に進出。しかし最終アタックは、残り時間が少なかったことで、しっかりウォームアップランを走ることができず、満足いくモノではなかったようだ。
Yuki Tsunoda, RB F1 Team VCARB 01, in the pit lane
写真:: Simon Galloway / Motorsport Images
F1シンガポールGPの予選で、RBの角田裕毅はQ3に進出し、8番手となった。角田はこの結果を喜びつつも、最後のアタックは理想通りにいかなかったと悔やんだ。
角田はシンガポールGPの初日から上位のタイムを記録。予選でもQ1を10番手、Q2を9番手で通過し、Q3に駒を進めた。角田がQ3に進出するのは、第13戦ハンガリーGP以来のことである。
「久々にQ3に進出することができました。この瞬間を待ち望んでいました。うまくやったし、チームに感謝したいです」
角田は予選後にそう語った。しかし喜びつつも、Q3最後のアタックには、悔いが残ると言う。
「ドライバーとして、完璧な予選を目指すのは当然です。でも、残念ながら最後のアタックは少し混乱してしまいました。ウォームアップラップでは、残り時間が少なかったので急いで走らなければならず、最後のプッシュラップを少し犠牲にしてしまいました」
角田はQ3最後のアタックに、最後尾で突入。そのため、チェッカーフラッグが振られるまでにコントロールラインを通過しなければならず、アウトラップを少し急いで周回する必要があったのだ。その結果、ハースのニコ・ヒュルケンベルグやアストンマーティンのフェルナンド・アロンソに先行されることになった。
「フィニッシュラインを越えた瞬間は少しイライラしました。でも、ここ数戦のパフォーマンスを考えると、これは僕らにとっては大きな成果です」
「明日は簡単なレースにはなりません。前にいるハースを捕まえたいですが、同時に後ろにいるマシンにも注意する必要があります。ポイントを獲得するために、できる限りのことをしたいと思います」
ビークル・ダイナミクス責任者のギレルメ・デゾトゥーは、初日が好調だったこともあり、マシンにあまり大きな変化を加えることなく、グランプリ2日目に臨んだと語った。
「Q3に戻ってきた! 金曜日は好調な走りを見せることができたので、エンジニアたちはマシンのバランスを最適化し、ソフトタイヤの性能を最大限に引き出すために、小さな変更を加えることに集中した」
「予選でのチームとしてのパフォーマンスは好調で、このようなコースでの我々のマシンの競争力を証明することができた」
「今夜はレース戦略と明日のタイヤの使い方に関する様々なオプションを確認し、コンストラクターズランキングでのポジションを守るために、ポイントを獲得したいと思っている」
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