トップ10に入るべきマシンがあったのに……アルボン、シンガポールでリタイア「オーバーヒートの原因を調査しなければいけない」
F1シンガポールGPをリタイアで終えたウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、速いマシンを手にしていながら入賞を逃したことを悔やんだ。
Alex Albon, Williams FW46
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、F1シンガポールGPをリタイアで終えた。アルボン曰く、本来ならばトップ10でフィニッシュするべきであったはずだが、それが叶わなかったことを苛立たしく思っているという。
ウイリアムズはシンガポールGPの初日から好調な走りを披露し、角田裕毅擁するRBと共に、中団グループを牽引するチームのひとつであると考えられていた。しかし予選では2台揃ってQ3に進出することができなかった。
決勝はフランコ・コラピントが抜群のスタートダッシュとターン1に向けて鋭いブレーキングを披露してポジションを上げた一方、アルボンはそのコラピントの動きに玉突き状にコース外に押し出され、ポジションを落とすことになった。
その後アルボンはマシントラブルに見舞われてリタイア。コラピントは奮闘したものの、11位フィニッシュがやっと……チームとしても、確実と思われていたポイント獲得を逃す結果になった。
「外からどう見えていたかは分からないけど、誰もコーナーをうまく曲がれなかっただけだと思う」
スタート直後のコースオフについて、アルボンはそう語った。
「全員がぶつかり合うような格好になり、揃ってターン1を直進する他なかった。僕は外側にいたから、その影響を大きく受けることになってしまった。批判するようなことは何もなかったと思うけど、コーナーの外にいたのが少し不運だっただけだ」
「少しフラストレーションを感じるね。週末全体についてね。トップ10に入れるはずだったクルマなのに、それができなかったんだから」
アルボンはパワーユニットのオーバーヒートにより、リタイアすることになったわけだが、その原因については調査中であるという。
「正直に言うと、原因を確認する必要がある。デブリが原因かもしれないと思っていたんだけど、何も見つからなかったんだ」
「だからデブリが一旦飛び込んで、その後どこかに飛んでいったのか、それとも何かマシンの内部に深刻な問題があったのかは分からない」
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