F1 サンパウロGP

元F1ドライバーのグティエレス、苦戦続く同郷ペレスの心中を察する「しかし客観的に言えば、負のサイクルから抜け出さなきゃいけない段階」

元F1ドライバーのエステバン・グティエレスは、同郷のセルジオ・ペレスが苦戦し続ける状況に同情しつつも、立ち直らなければいけない段階にあると指摘する。

田中 健一 Oleg Karpov

編集: 2024/11/01 3:34

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Sergio Perez, Red Bull Racing

Sergio Perez, Red Bull Racing

写真:: Simon Galloway / Motorsport Images

 かつてハースやザウバーのドライバーを務め、現在はメルセデスF1の開発ドライバーを務めるエステバン・グティエレスは、苦境に陥っている同郷のセルジオ・ペレス(レッドブル)が置かれている状況に同情する。

 ペレスに復調の兆しが見えない。アゼルバイジャンGPこそ表彰台を争ったものの、最終的にはリタイア。その後のシンガポール、アメリカ、メキシコの3戦では、わずか7ポイントしか獲得できていないのだ。この結果レッドブルは、コンストラクターズランキングではフェラーリにも抜かれて3番手に後退。これまで擁護に徹してきたクリスチャン・ホーナー代表からも、「難しい決断を下さねばならない時も来る」という発言が出る状況にもなった。

 このペレスの状況に同情するのが、同じメキシコ出身のドライバーであるグティエレスである。ペレスは母国メキシコでも、苦境から抜け出すきっかけを掴めなかった。

「サーキットに来ているのは、チェコ(ペレスの愛称)のファンが大きな割合を占めている。人々は、彼の名前をずっと叫んでいる」

 メキシコシティGPの際、グティエレスはmotorsport.comの取材にそう語った。

「彼の気持ちは良く分かるよ。彼が今季置かれている状況は、ずっと大変だった。母国レースにも関わらず今のような状況を経験するのは、感情的にもとても辛く厳しいことだ」

「スポーツという面では、批判や意見があるのは当然だ。客観的に見れば、彼は負のサイクルから抜け出す必要がある段階に来ているのは明らかだ。でも友人としては、彼の気持ちを理解している。そんな立場を理解してるし、どんなに厳しいことかも理解している」

「でももちろん、いい時も悪い時も、彼はメキシコのファンから全力で応援されている」

 グティエレスは、今のペレスは、苦境から抜け出すためにどうすればいいか、自分でも分かっていないのではないかと推測する。

「人として、そしてドライバーとして今のような状況に陥り、あらゆるプレッシャーに晒されると、必ずしも望まないような反応をし始めてしまうものだ」

「気が散ってしまう要素がたくさんある。様々なことが襲いかかり、あらゆる問題に直面する。そういう状況で賢明に行動して、『これが僕にできる最善の対処方法だ』と言うのは難しいことだ。そして時には、彼自身も非常に難しい状況に陥っているため、その詳細が何なのかを本当に認識できなくなることもある」

 グティエレスは、ペレスが現状から脱却するためにも、リフレッシュが必要だと語った。

「彼は間違いなく、リフレッシュする必要があるんだと思う。そして彼は、負のサイクルから抜け出す必要があるんだ」

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