レースレポート
F1 アブダビGP
マクラーレン、悲願のコンストラクターズチャンピオンに輝く。フェラーリ肉薄も届かず。角田裕毅12位|F1アブダビGP決勝
F1アブダビGPの決勝レースではマクラーレンのランド・ノリスが優勝し、チームはコンストラクターズタイトルを獲得。RBの角田裕毅は12位だった。
滑川 寛
公開日時: 2024/12/08 15:18
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Lando Norris, McLaren MCL38
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
ヤス・マリーナ・サーキットを舞台にF1アブダビGPの決勝レースが行なわれ、マクラーレンのランド・ノリスが優勝。RBの角田裕毅は12位だった。
2月末に始まった長い長い全24戦の2024年シーズンも最終戦。出会いと別れ……やってくる2025年に向けて、多くのチーム、多くのドライバーにとって節目のレースとなった。
前日の予選では、今季のコンストラクターズランキング首位に立つマクラーレンのランド・ノリスがポールポジションを獲得。チームメイトのオスカー・ピアストリが2番手に並び、マクラーレンがフロントロウを独占した。
21ポイント差でマクラーレンを追うランキング2番手のフェラーリとしては、カルロス・サインツJr.が3番手から追いかけた一方で、シャルル・ルクレールはQ2敗退とグリッド降格ペナルティによって最後列からの出走となった。
決勝前のセレモニーでは、フェラーリとマクラーレンの代表がコンストラクターズトロフィーを囲んで互いの健闘を誓った。
西日がヤス・マリーナを照らす中、現地は17時を回り、20台が今年最後のフォーメーションラップへ。気温27度、路面温度33度というコンディションで、ハードタイヤを履くメルセデスのルイス・ハミルトンを除く全てのドライバーがミディアムタイヤを履いた。
全車が正グリッドに並び、シグナルブラックアウトと共に58周の決勝レースに向けて一斉にスタートした。
ノリスがまずはホールショットを獲得してトップでターン1を回った一方、同じコーナーでピアストリにはイン側から仕掛けたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが接触し、スピンを喫したピアストリは最後尾まで転落した。これによりフェルスタッペンには10秒のタイムペナルティが科された。
ただ、ピアストリは順位を挽回していく中でウイリアムズのフランコ・コラピントに追突し同じく10秒のタイムペナルティを受けることとなった。
オープニングラップの混乱は続き、もう1台のレッドブルに乗るセルジオ・ペレスはザウバーのバルテリ・ボッタスとの接触によってスピン。そのままマシンを止め、コース上にはバーチャル・セーフティーカー(VSC)が提示された。このアクシデントでボッタスにも10秒のタイムペナルティが科された。
VSCは3周目に終了し、各車がレーシングスピードに戻っていった。首位ノリスはペースをコントロールしながらサインツJr.と差を徐々に広げた。3番手に浮上したアルピーヌのピエール・ガスリーは、メルセデスのジョージ・ラッセルを抑え込み続ける力走を見せた。
19番手スタートのルクレールはオープニングラップで怒涛の追い上げを見せ、一気に8番手に浮上。13周目には5番手まで挽回してみせた。その後ろにはハースのニコ・ヒュルケンベルグ、接触でポジションを落としたフェルスタッペンが続いた。
10周を過ぎると後方のドライバーから最初のピットイン。3番手を走っていたガスリーも14周目終わりにピットへ飛び込み、ハードタイヤへ交換した。一方で、その他の上位勢を含むドライバーがステイアウトを選んだ。
ラッセルに接近していたルクレールは20周目終わりにアンダーカット狙いのピットインを行なったが、そのラッセルはペースを維持できるとして、メルセデスはフェラーリの動きに反応しなかった。
2番手のサインツJr.は25周目終わりに、首位ノリスは26周目終わりにタイヤ交換しポジションは変わらず。ラッセルはノリスと同じ周回まで引っ張ったものの、結果的にルクレール、ガスリーにも先行を許した。
ハードスタートのハミルトンが34周目終わりにピットインを行ない、全車がタイヤ交換義務を消化。この時点で首位ノリスと2番手サインツJr.の差は2.7秒。トップ2から20秒離れて3番手にルクレールがつけ、ラッセル、ガスリーというトップ5だった。
40周前後で2ストップ戦略のドライバーが2回目のピットインを開始する頃から、首位ノリスを追う2番手サインツJr.のペースが低下し、ギャップは5秒以上に。今回がフェラーリ最終レースとなるサインツJr.は踏ん張るもライバルにはついぞ手が届かず……ノリスが首位を一度も譲らず今季4度目のグランプリ勝利を挙げた。
フェラーリは2位、3位とダブル表彰台を獲得したものの、獲得ポイント数ではライバルに14点届かず。マクラーレンが1998年以来26年ぶりとなるコンストラクターズタイトルを掴んだ。
ハミルトンはミディアムタイヤで最終スティントを全開プッシュ。14秒あったラッセルとのギャップを帳消しにする走りで、ファイナルラップでオーバーテイクを決めて4位フィニッシュとなった。12年にわたるメルセデスでの物語の締めくくりとして、ホームストレート上でドーナツターンを決めた。
5位ラッセル以下はフェルスタッペン、ガスリー、ヒュルケンベルグ、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソ、ピアストリというトップ10となった。
角田はスタートでギヤが上手く噛み合わず大きく出遅れたものの、巻き返して13番手フィニッシュ。前を走るアストンマーティンのランス・ストロールにトラックリミット違反で5秒のタイム加算ペナルティが科されたため12位繰り上がりとなった。
またチームメイトのリアム・ローソンは、タイヤが完全にハマっていない状態でコースに戻ることになり、最終的にはトラブルかファイナルラップでマシンを止めるという受難の1日になった。
RBが無得点に終わり、最終戦までもつれ込んだコンストラクターズランキング6位争いを繰り広げたライバルチームがポイントを獲得……その軍配はアルピーヌに挙がった。ハースがランキング7位、RBはランキング8位という結果になった。
2024年シーズンのF1はこれで閉幕。来シーズンは3月14~16日に行なわれるオーストラリアGPで開幕する。
Main Information Additional Data Additional Data Driver Info Driver Info
1
-
5
Main Information Additional Data
1
-
2
順位 ドライバー # 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ピット ポイント リタイア原因 シャシー エンジン 1 ランド ノリス マクラーレン 4 58
-
1 25 McLaren Mercedes 2 カルロス サインツ Jr. フェラーリ 55 58
+5.832
5.832
5.832 1 18 Ferrari Ferrari 3 シャルル ルクレール フェラーリ 16 58
+31.928
31.928
26.096 1 15 Ferrari Ferrari フルリザルトを見る
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 F1アブダビ決勝速報|ノリス優勝でマクラーレンが1998年以来のタイトル獲得! フェラーリ2台で表彰台も及ばず。角田裕毅12位
次の記事 角田裕毅、F1での4年目締めくくる最終戦はクラッチトラブルで無念の12位「手順は何も間違っていなかった」
More from
滑川 寛

勝負の行方は“己の腕”次第。2度の世界覇者・笹原右京が語るROTAXカート「僕の人生を一番変えた場所」
Sponsored
Sponsored 11 ヵ月前
勝負の行方は“己の腕”次第。2度の世界覇者・笹原右京が語るROTAXカート「僕の人生を一番変えた場所」

レッドブルF1角田裕毅、昇格後ベストのアゼルバイジャンGPは「偶然じゃない6位」“残留タイムリミット”迫る中で確かな自信
F1
F1
アゼルバイジャンGP
1 年前
レッドブルF1角田裕毅、昇格後ベストのアゼルバイジャンGPは「偶然じゃない6位」“残留タイムリミット”迫る中で確かな自信

神童と呼ばれた男アントネッリ、苦戦続きもアゼルバイジャン4位で光明? 表彰台届かず悔しさも「自信が戻ってきた」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
1 年前
神童と呼ばれた男アントネッリ、苦戦続きもアゼルバイジャン4位で光明? 表彰台届かず悔しさも「自信が戻ってきた」
最新ニュース

アコスタ「表彰台を狙えたのに、たった3つのコーナーで全て失った」多重クラッシュ引き金のマルケス弟を批判
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
5 時間前
アコスタ「表彰台を狙えたのに、たった3つのコーナーで全て失った」多重クラッシュ引き金のマルケス弟を批判

スプリント2位で初表彰台。でも「運が良かった。実力通りじゃない」新人モレイラは謙虚
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
6 時間前
スプリント2位で初表彰台。でも「運が良かった。実力通りじゃない」新人モレイラは謙虚

ミシュラン、日本GP決勝でソフトタイヤ使用を禁止。スプリントでの消耗受け異例の決定……ウォームアップは20分へ延長
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
6 時間前
ミシュラン、日本GP決勝でソフトタイヤ使用を禁止。スプリントでの消耗受け異例の決定……ウォームアップは20分へ延長

ホンダF1折原エンジニア、アロンソ&ストロール揃っての予選Q2進出に安堵「どんな展開にも対応できるように準備します」
F1
F1 F1
バーレーンGP
6 時間前
ホンダF1折原エンジニア、アロンソ&ストロール揃っての予選Q2進出に安堵「どんな展開にも対応できるように準備します」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録