F1 エミリア・ロマーニャGP

フェルスタッペンに追いつけたのは想定外? 奮闘ノリスにマクラーレン代表「2位が精一杯……勝てるかどうかなんて、考えていなかったんだ」

マクラーレンのランド・ノリスは、F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースで、優勝したレッドブルのマックス・フェルスタッペンに0.7秒差まで迫ったが、マクラーレンとしては想定外の好結果だったようだ。

Pole man Max Verstappen, Red Bull Racing, Lando Norris, McLaren F1 Team, talk in Parc Ferme after Qualifying

 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースで、勝ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を0.7秒差まで追い詰め、2位に入ったマクラーレンのランド・ノリス。ただマクラーレンのチーム代表であるアンドレア・ステラによれば、レース終盤になるまでフェルスタッペンを攻められるとは考えておらず、ひとつ後ろを走るフェラーリのシャルル・ルクレールに抜かれないようにすることを考えていたという。

 ノリスはチームメイトのオスカー・ピアストリがペナルティによりグリッド降格となった結果、フロントロウ2番手からエミリア・ロマーニャGPの決勝レースをスタートさせた。

 ミディアムタイヤを履いていた最初のスティントでノリスは、先頭をいくフェルスタッペンについていくことができず、次第に離されていった。そんな中、22周を走り切った時点でピットストップし、ハードタイヤに履き替えた。このピットストップのタイミングは、上位では最も早いもの。つまり、1ストップになると思われていたレースでは、後半に厳しい状況になることが予想された。

 しかしノリスはうまくタイヤをマネジメントし、レース最終盤にはフェルスタッペンを追い詰めることになった。

 ただこれは望外の結果だったようだ。

「レースの終盤に首位を狙えたのは良いことだと思うが、最初のスティントを見ると、マックスが差を広げていた」

 そう語るのは、マクラーレンのステラ代表だ。

「マックスがレースをコントロールしているように見えたので、我々はランドと共に、後方を注意する必要があったんだ」

「第2スティントのはじめ、ランドはタイヤをケアした。ミディアムタイヤで苦労していたのが分かったからだ。つまり、ハードタイヤで最後まで楽に走れるわけはないと思っていた」

「また最初のスティントでハードタイヤを履いていた人、例えばペレス(セルジオ・ペレス/レッドブル)などはあまり良くなかった。だからこの点でみれば、非常に戦術的だったし、ランドはタイヤを労るという点で良い仕事をしたと思う。そしてその貯金を、最後に使ったんだ」

「ただ同時に、ルクレールがコース上で最速のクルマだった時期もあったので、その観点からすれば非常に興味深いレースだった」

F1エミリア・ロマーニャGPレースペース推移(トップグループ)

F1エミリア・ロマーニャGPレースペース推移(トップグループ)

写真: Motorsport.com / Japan

 なおステラ代表曰く、レース序盤のマクラーレンとノリスは、ルクレールがライバルになると考えていたようだ。

「レースの序盤、我々はルクレールにアンダーカットされるのを警戒していた。ルクレールがピットインし、ペレスのDRS圏内でコースに戻るのを警戒していた。そうなったら、彼は我々をアンダーカットするだろうからね」

 その結果、絶妙なタイミングでノリスはピットに入ることになった。それが22周目だった。ノリスはここでピットストップし、タイヤを交換。ペレスの真後ろでコースに復帰した。そしてDRSを使ってすぐにオーバーテイク。ルクレールに隙を見せなかったのだ。

「ランドのトラックポジションを確保したかった。だから我々としては、ドライバーに何度も確認し、ペレスをすぐにオーバーテイクできると確信してた。とはいえ、コース上での位置を守るのが重要だったんだ」

「レースの序盤、我々はフェルスタッペンに勝てるかどうかなんていうことは考えておらず、むしろ『2位を維持したい』という気持ちだった」

「数字の面で言えば、結果的には非常に重要なコンマ数秒を失った、そんな決断だったかもしれない。でも当時の全体像を見れば、マックスは射程の外にいるように見えたんだ」

「レース序盤はタイヤが熱くなりすぎていて、フェルスタッペンに対して劣勢に立たされていた。しかし第2スティントでは、ランドはなんとかペースをコントロールすることができた。彼は熱くなりすぎないように忍耐強く努力した。最後にはそれが功を奏したんだ」

 

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