フリー走行レポート
F1 モナコGP

ルクレール、悲願の母国優勝へ向けFP3でも最速! フェルスタッペンが2番手。角田裕毅9番手と好調|F1モナコGP

F1第8戦モナコGPのフリー走行3回目が行なわれ、フェラーリのシャルル・ルクレールが最速。RBの角田裕毅は9番手だった。

Charles Leclerc, Ferrari SF-24

 モンテカルロ市街地サーキットで開催されているモナコGP。2日目のフリー走行3回目は、フェラーリのシャルル・ルクレールが最速タイムをマークした。RBの角田裕毅は9番手だった。

 2024年のF1も7戦を消化し、迎えた伝統の一戦。初日のどんよりとした天候からうって変わり、2日目は燦々と日差しがコースを照らした。FP3スタート時は、気温こそ22度と大きく変わらないものの、路面温度が46度とFP2から10度ほど上昇していた。

 1時間のFP3が開始されると、メルセデスのジョージ・ラッセルはFP2でステアリングに問題を抱えていたことから、ソフトタイヤですぐにコースインし、チェック走行を実施した。

 また、早々にコース上に姿を現したマクラーレン勢やアストンマーティン勢は、ハードタイヤとミディアムタイヤを1セットずつ“皮むき”を実施。RB勢もハードタイヤで皮むきを行なった。

 決勝へ向けた準備を3チームが行なった後、ハースのケビン・マグヌッセンやメルセデス勢などがソフトタイヤでコースへ。初日から路面コンディションが変わったモナコでタイム計測を開始した。

 ただ、ここでキック・ザウバーのバルテリ・ボッタスがプールサイドシケイン出口(ターン16)アウト側のウォールにヒット。右フロントのサスペンションに負ったダメージにより、ラスカス(ターン18)を曲がりきれずコースを塞ぐようにマシンを止めた。

 これでセッションは赤旗中断。ボッタスのマシンはマーシャルがコース外に退去させ、そのボッタスに行く手を阻まれたメルセデスのルイス・ハミルトンもガレージへ戻ることができた。

 セッションは4分の中断で再開となった。序盤走行していなかったドライバーも含め、アストンマーティン勢以外がソフトタイヤを投入。予選に向けた本格的なアタック合戦が始まった。

 ここでハースのニコ・ヒュルケンベルグが1分13秒652でトップに浮上。これをメルセデスのジョージ・ラッセル、マクラーレンのオスカー・ピアストリが更新していった。

 FP2でルクレールが記録した1分11秒台のトップタイムには及ばないが、これは複数回のアタックを実施するために多めに燃料を搭載していることも関係していたようだ。

 アタック合戦に伴い、コースオフするドライバーも増え、ハミルトンはサンテ・デボーテ(ターン1)で右フロントをロックアップ。履いていたソフトタイヤには、使い物にならないほどのフラットスポットができてしまった。

 ボッタスとハミルトンを除く18台が走るコース上では、イエローフラッグが提示されたり、アタック中にトラフィックに遭遇したり、と満足のいくクリアラップを取れないドライバーも散見された。ここは予選でも問題となってくるだろう。

 そんな中、ルクレールはピアストリのタイムを上回る1分12秒521を記録してトップに立った。そこに肉薄したのがRBの角田。0.005秒差で2番手につけた。しかし“親チーム”レッドブルのマックス・フェルスタッペンも負けじと1分12秒500を記録して、角田を0.026秒上回った。

 ただ首位のルクレールは1分11秒977までトップタイムを更新。チームメイトのカルロス・サインツJr.も2番手で続き、フェラーリが速さを見せつけた。

 残り20分を前に多くのマシンがピットイン。ハミルトンは1セット目のソフトタイヤにフラットスポットを作ってしまったこともあり、他よりも早めの2セット目のソフトタイヤを投入した。

 これに続いて、多くのドライバーがソフトタイヤでコースに戻り、アタック合戦が再開された。

 ここまでミディアムタイヤでの走行が続いていたアストンマーティンのフェルナンド・アロンソは1分11秒979の好タイムをマーク。サインツJr.も1分11秒979を記録するも、再び2番手以下を突き放すかのようにルクレールは1分11秒369でトップタイムを更新した。

 フェルスタッペンはセクター1で全体ベストを記録するも、ルクレールには0.197秒及ばず。ハミルトンもルクレールから0.341秒落ちの3番手につけた。

 セッション最終盤まで各車はタイム計測を継続したが、ルクレールのトップタイムを上回るドライバーは現れず。FP2に続きFP3でもルクレールが最速となった。

 2番手にフェルスタッペン、3番手にハミルトンとルクレールの後ろに世界チャンピオンふたりが並ぶ形となった。なお、フェルスタッペンは不必要に遅く走ったとして、セッション後の審議対象となった。

 4番手ピアストリ以下、レッドブルのセルジオ・ペレス、ラッセル、サインツJr.、ノリス、角田、アロンソというトップ10。角田が1分11秒991を記録して、再び上位5チームの中に食い込んだ。

 FP3は首位ルクレールから15番手ランス・ストロール(アストンマーティン)までが1秒以内と非常に接近したセッションとなった。

 
   
1
 - 
4
   
   
1
 - 
2
   
順位 ドライバー # シャシー エンジン 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 Monaco シャルル ルクレール フェラーリ 16 Ferrari Ferrari 26

1'11.369

  168.325
2 Netherlands マックス フェルスタッペン レッドブル 1 Red Bull Red Bull 27

+0.197

1'11.566

0.197 167.861
3 United Kingdom ルイス ハミルトン メルセデス 44 Mercedes Mercedes 25

+0.341

1'11.710

0.144 167.524
4 Australia オスカー ピアストリ マクラーレン 81 McLaren Mercedes 25

+0.532

1'11.901

0.191 167.079
5 Mexico セルジオ ペレス レッドブル 11 Red Bull Red Bull 24

+0.554

1'11.923

0.022 167.028
6 United Kingdom ジョージ ラッセル メルセデス 63 Mercedes Mercedes 33

+0.599

1'11.968

0.045 166.924
7 Spain カルロス サインツ Jr. フェラーリ 55 Ferrari Ferrari 26

+0.610

1'11.979

0.011 166.898
8 United Kingdom ランド ノリス マクラーレン 4 McLaren Mercedes 24

+0.619

1'11.988

0.009 166.877
9 Japan 角田 裕毅 RB 22 RB Red Bull 27

+0.622

1'11.991

0.003 166.870
10 Spain フェルナンド アロンソ アストンマーティン 14 Aston Martin Mercedes 25

+0.718

1'12.087

0.096 166.648

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