F1 モナコGP
ルクレール、感涙の母国初優勝! 波乱の幕開けで“我慢比べ”のレース展開も屈せず。角田裕毅8位入賞|F1モナコGP決勝
F1モナコGPの決勝ではフェラーリのシャルル・ルクレールが優勝。RBの角田裕毅は8位だった。
滑川 寛
公開日時: 2024/05/26 16:15
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F1モナコGPの決勝レースが行なわれ、フェラーリのシャルル・ルクレールが優勝。RBの角田裕毅は8位だった。
前戦エミリア・ロマーニャGPから今年のF1はヨーロッパラウンドに突入し、迎えた第8戦モナコGP。舞台は言わずもがな、モンテカルロ市街地コースだ。
狭く抜きにくいコース特性からグリッドポジションが非常に重要と言われる中、ポールポジションを掴んだのは地元戦となるフェラーリのシャルル・ルクレール。マクラーレンのオスカー・ピアストリがフロントロウに並んだ。また、角田は今季6度目の予選Q3進出を果たして8番手から決勝レースを迎えた。
レース前の天候は晴れ。気温21度、路面温度48度と温かいコンディション。スタートタイヤはミディアムタイヤとハードタイヤで選択が分かれた。
20台がグリッドに並び、全78周の幕が上がると、ルクレールが好スタート。ピアストリが2番手で続いたが、その後方では3台が絡む大クラッシュが発生した。
ペレスはターン2“ボーリヴァージュ”で並びかけたハースのケビン・マグヌッセンと接触し、スピンしてウォールにクラッシュ。コントロールを失ったペレスのマシンは、もう1台のハース、ニコ・ヒュルケンベルグも巻き込んだ。
予選Q1落ちを喫したペレス、リヤウイングの規定違反により予選失格となっていたハース勢と、グリッド後方からスタートした3台にモナコが早速牙を剥いた。これでレースは1周目でいきなりの赤旗中断となった。
なお赤旗が提示される前には、ターン1”サンテ・デボーテ”でピアストリとカルロス・サインツJr.(フェラーリ)が接触したようで、サインツJr.は左リヤタイヤをパンク。カジノコーナーを曲がり切れず大きく順位を落とした。またアルピーヌの2台がターン8“ポルティエ”で同士討ち。オーバーテイクを仕掛けた側のエステバン・オコンのマシンは接触で宙を舞い、着地の衝撃でフロアなどを強く打ち付けたため、オコンはリタイアを選択した。なおこの接触についてはオコンに非があるとして、ペナルティの裁定が下っている。
40分ほどの中断を経て、レースはスタンディングスタートで再開。リタイアした4台を除き、各車が元々のグリッド位置に戻ることとなった。サインツJr.もスタートポジションの3番手に戻ることができ、赤旗に救われた形になった。
赤旗中断中にタイヤ交換義務を消化できるため、ウイリアムズのローガン・サージェント以外のドライバーが異なるコンパウンドに変更。これでレギュレーション上、15台は実質的に“タイヤ無交換”でレースを走り切ることが可能になった。
その結果再開後のレースは、トラックポジションを失うリスクを背負ってピットストップをするのか、それとも無交換を敢行するのか……というライバルの出方を伺いながらの我慢比べとなった。
リスタート後、首位ルクレールはペースを大きく落としてレースをコントロール。ハードを履いたピアストリ、サインツJr.、マクラーレンのランド・ノリスの3台がそれに続いた。
一方、5番手ラッセル以下、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、ルイス・ハミルトンの3台は、最初のスタートでハードを選択した結果、勝負権を失わないためリスタートではミディアムに交換することに。ハード勢と同等の周回数をこなすため、先行車との間隔を大きく取ってタイヤマネジメントに徹した。
その3台に続く角田はハードタイヤを履いていたものの、15周目あたりから一気にペースダウン。すぐ後ろを走るウイリアムズのアレクサンダー・アルボンを従えつつ、ハード1セットで走り切ることを目指した。
レースが動いたのは52周目。ミディアム1セットでは走りきれないと判断したハミルトンがピットに飛び込み、ミディアムからユーズドに履き替えた。後方の角田とはこの時大きな差が開いていたので、ポジションを落とすことなくピット作業を終えることができたのだ。
フェルスタッペンもこれに反応し翌周にピットイン。ハミルトンがアウトラップで攻め切れなかったこともあり、フェルスタッペンも6番手をキープすることができた。
フレッシュなタイヤを履くフェルスタッペンとハミルトンは1分14秒台までペースアップ。ステイアウトを選択した5番手ラッセルも1分16秒台までペースを上げたが、そのペース差は明らかであり、あっという間に2台が真後ろに迫った。
65周を越えると、実質タイヤ無交換のハード勢がレースを走り切れると判断し、ペースを上げた。ラッセルもミディアムながら1分15秒台をマーク。フェルスタッペンは攻め手を欠いた。
8番手角田もチームから指示が飛ぶと、レース序盤に築いた貯金をここで吐き出してペースアップ。1分14秒台で駆け抜け、アルボンを突き放していった。
先頭に目線を戻すと、ルクレールは2番手ピアストリに十分なギャップを築いてファイナルラップへ突入。そのままマシンをチェッカーまで運び、母国で初優勝を果たした。
ルクレールは2021年、2022年のモナコGPでポールポジションを獲得していたものの、過去のグランプリでは表彰台すら獲得できず。しかし今年はジンクスをはねのけて、ついにモナコで優勝トロフィーを掴んだ。
2位はピアストリ。3位にサインツJr.が入り、フェラーリがダブル表彰台を獲得した。
ノリスは4位。ラッセルはミディアムで75周を走りきるだけでなく、フェルスタッペンの猛攻にも耐えきり5位を掴んだ。6位フェルスタッペン以下、ハミルトン、角田、アルボン、ガスリーというトップ10だった。
どっしりと構えて自らのレースを貫いた角田はこれで今季7度目の入賞となり、合計獲得ポイントは19点。ドライバーズランキングでも10番手につけている。
Main Information Additional Data Additional Data Driver Info Driver Info
1
-
5
Main Information Additional Data
1
-
2
順位 ドライバー # 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ピット ポイント リタイア原因 シャシー エンジン 1 シャルル ルクレール フェラーリ 16 78
2:23'15.554
1 25 Ferrari Ferrari 2 オスカー ピアストリ マクラーレン 81 78
+7.152
2:23'22.706
7.152 1 18 McLaren Mercedes 3 カルロス サインツ Jr. フェラーリ 55 78
+7.585
2:23'23.139
0.433 1 15 Ferrari Ferrari 4 ランド ノリス マクラーレン 4 78
+8.650
2:23'24.204
1.065 1 12 McLaren Mercedes 5 ジョージ ラッセル メルセデス 63 78
+13.309
2:23'28.863
4.659 1 10 Mercedes Mercedes 6 マックス フェルスタッペン レッドブル 1 78
+13.853
2:23'29.407
0.544 2 8 Red Bull Red Bull 7 ルイス ハミルトン メルセデス 44 78
+14.908
2:23'30.462
1.055 2 7 Mercedes Mercedes 8 角田 裕毅 RB 22 77
1 lap
1 4 RB Red Bull 9 アレクサンダー アルボン ウイリアムズ 23 77
1 lap
1 2 Williams Mercedes 10 ピエール ガスリー アルピーヌ 10 77
1 lap
1 1 Alpine Renault フルリザルトを見る
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