F1 モナコGP
角田裕毅大活躍、今やトップ5チームの牙城を崩す勢いのRB。しかしメキーズ代表は慎重「流れをうまく活かさなければ、中団で落ち込むこともある」
ここ最近、RBの角田裕毅が印象的な活躍を見せ、安定してポイントを獲得している。今やアストンマーティンよりも速いようにも見えるが、RBのローレン・メキーズ代表は油断大敵だと語る。
田中 健一 Filip Cleeren
編集: 2024/05/31 2:30
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RBのチーム代表であるローレン・メキーズは、アストンマーティンとの差を縮め、トップ5チームに接近しつつあると考えているものの、まだ手放しでは喜べないと考えているようだ。
今季のRBは角田裕毅の活躍もあり、ここまで24ポイントを獲得。それも全て直近6レースで獲得したものである。これにより、アストンマーティンとの獲得ポイントの差は20までに接近。特にここ3戦では、RBが17ポイント獲得しているのに対してアストンマーティンはわずか4ポイントと、圧倒している格好だ。
今シーズンは開幕から、トップ5チームと下位5チームに完全に分かれていると言われてきた。しかし今や、RBがそのトップ5の牙城を崩しつつあるように見える。
「純粋なペースで言えば、過去3レースでアストンは、我々に近いか、ほぼ同等のペースだった。そのことは、確かに少し驚いたね」
RBのメキーズ代表はそう語った。
「でも我々は、幻想を抱いているわけではない。彼らは非常に大きなチームだからね。彼らは次第にペースを上げ、おそらくより多くのデータをマシンに投入するものだと感じている」
「それでも、我々は彼らのことを見ている。直近の数レースは、我々が組み立てることができるレースだった。そこに少し強さを追加できるかどうか、カナダのようなコースでも何ができるか、それを見ていきたいと思う」
次のカナダGPではどんなことを期待するのか? そう尋ねられたメキーズ代表は、次のように語った。
「低速コーナーが多いコースの方が、高速コーナーが多いコースよりも少し良い成績を収めることができていると思う。カナダは両方の要素が混ざったコースなので、様子をみたいと思う」
そうメキーズ代表は言う。
「予測するのはとても難しい。なぜならその差は、最終的にはコンマ数秒の話だからだ。モナコを見れば、ガスリー(ピエール・ガスリー/アルピーヌ)やアルボン(アレクサンダー・アルボン/ウイリアムズ)が、予選では我々と同じようなところにいた。予選が全てだったしね。カナダも非常に独特のコースだから、マシンの本質的なパフォーマンスよりも、準備やサーキットでの業務の遂行のレベルの方が重要だと思う」
好調なパフォーマンスが続くRBだが、ライバルとの差は僅差。ひとつリズムを崩してしまえば、たちまち集団に飲み込まれてしまう可能性があるとメキーズ代表は気を引き締める。
「今はコンマ1秒を争う戦いだし、レースをどう戦うかが重要になる。週末の戦い方でコンマ1秒を失うと、幸運ならQ3に進めるし、不運ならQ1で敗退してしまう……そういう状況になることもある」
「我々は、この1年を通じてふたつのレースに参加しているようなモノだ。つまり、会社にふたつの異なる特性が求められている」
「ひとつは、ファクトリーの基盤やインフラ、ツール、そしてソフトウェアの戦いだ。一方でレースチームやサポートの質などを中心としたモノなんだ」
「我々はこのふたつの流れを、最大限に活用する必要がある。実際にうまくいかないことがあれば、中団グループの中で大きく落ち込むことになる」
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