F1 モナコGP

モナコGPを”カミカゼ”戦略で走り切ったアロンソ。実はフィニッシュ時には入賞したと思っていた?「その誤った情報が僕を生き返らせてくれた」

F1モナコGPを11位で終えたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、チェッカーを受けた時には入賞したと思っていたことを明かした。

Fernando Alonso, Aston Martin AMR24, Daniel Ricciardo, RB F1 Team VCARB 01, Valtteri Bottas, Stake F1 Team Kick Sauber C44

 アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、F1モナコGPを11位で終えたものの、チェッカーを受けた時には10位だと思っていたと明かした。

 モナコGPでアストンマーティン勢は苦戦し、予選では2台揃ってQ3に進出することができず、決勝レースも無得点で終えた。アストンマーティンとしては、これが今季初の無得点。現在の獲得ポイントは44点でコンストラクターズランキング5番手であり、6番手のRBに20点差まで迫られている。

 アロンソはモナコGPで、チームメイトのランス・ストロールに、ポジションを失うことなくピットストップさせるため、後続を抑える戦略を成功させた。しかしストロールはウォールにヒットしてパンク。これで後退したことで、アロンソが入賞を目指すことになった。

「戦略の面で、僕らはまたしても不運だった」

 そうアロンソは語った。

「僕らには、確かにペースがなかった。悪い週末だったね。それについては、疑いの余地もない。自分たちのパフォーマンスを隠すことはできなかったけど、非常に不運だったということも隠せない」

「最後の最後まで走り、別の戦略を立てるためにハードタイヤでスタートした。しかしスタート直後に赤旗が出たから、ミディアムタイヤを装着して、78周を走り切ることを目指す必要があった。これは”カミカゼ”戦略(絶対不可能)だよ。でも、入賞を目指すには、それしかなかった」

「赤旗が出た時、ランスは10番手にいた。でも隊列が調整されたことで、12番手に後退させられることになった。この点も僕らにとっては不運だったと思う」

 しかしアロンソは、そのストロールをサポートするために、後続のマシンを徹底的に抑えた。この作戦は成功し、ストロールはフリーストップ(ポジションを落とすことなくタイヤ交換すること)ができ、前を行くピエール・ガスリー(アルピーヌ)を追いかけた。

 ただその道中で、ストロールはウォールにヒットし、左リヤタイヤをパンクさせてしまう。これでストロールに変わってガスリー攻略を目指したアロンソだが、フィニッシュした瞬間に混乱したという。

「(ストロールをサポートする戦略は)うまくいったよね。でも、ちょっと混乱したんだ」

 そうアロンソは明かす。

「ピットストップを終えた後、ランスが僕の前にいた時に、チームは『OK! これで10位は確保できた』と言ったんだ」

「僕らは最後の1点を手にするために、全てのことを行なってきた。その後でランスがパンクした時、僕はこう言ったんだ。『これで、古いタイヤを履いてこのポイントを持ち帰る責任は僕にあるな』とね」

「僕は10番手だと思って50周ドライブした。そしてフィニッシュラインを越えた時、チームは11位だと告げてきた。それで僕はこう言ったんだよ。『あああ……全てのストレスが無駄になったよ』ってね。でもまあ、その誤った情報が、僕を生かしてくれた」

 なぜそういう混乱になったのか? アロンソは次のように説明した。

「さっきも言った通り、赤旗が出た時に、ランスは10番手で、僕は12番手だった。でも後方に下がっていたサインツ(カルロス・サインツJr./フェラーリ)が3番手に戻った。それなら僕らは13番手と14番手になるはずなんだけど、なぜか12番手と14番手だった。ランスはダニエル(リカルド/RB)の前からリスタートすることになったんだ」

「だから僕は、どのポジションからスタートしたのかも分からなかったし、どのポジションを走っているのかも分からなかったんだ」

 

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