テストレポート

F1 バーレーン公式プレシーズンテスト

メルセデスのラッセルが最速で締めくくる。角田裕毅は7番手……今年のビッグサプライズはどのチーム?|F1プレシーズンテスト3日目午後

F1プレシーズンテスト3日目午後のセッションでは、メルセデスのジョージ・ラッセルが最速。レーシングブルズの角田裕毅は7番手だった。

滑川 寛

公開日時: 2025/02/28 16:31

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George Russell, Mercedes

George Russell, Mercedes

写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images

 F1プレシーズンテスト最終日の午後セッションでは、メルセデスのジョージ・ラッセルが最速タイムをマークした。

 2月26日(水)から2月28日(金)にかけて実施された3日間のF1プレシーズンテスト。舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキットでは珍しく、初日と2日目の天候が芳しくなかったが、3日目は良好。気温17度、路面温度28度というコンディションで現地15時から午後セッションがスタートした。

 今回のプレシーズンテストでは、サーキット全体が停電となったり、チェッカーフラッグを振るブースのガラスが割れたりといった不思議なアクシデントによる赤旗中断が続いており、午後セッションでも開始直後にマイクロバスがコースサイドを走行していたことで短い赤旗中断となった。

 セッション再開後は短い走行を繰り返し、テスト項目をこなしていくドライバーが多かったが、アルピーヌのピエール・ガスリーが新品C3タイヤで複数回のプッシュラップを実施し、まず1分30秒040までタイムを改善した。

 一方で角田は約1分36秒台で淡々とロングランを実施。マクラーレンのオスカー・ピアストリやウイリアムズのアレクサンダー・アルボンもそれに続いたが、こちらは約1分35秒台と比較的速いペースで周回していた。ただ、各チームのマシンの状態や走行プログラムが異なるため、あくまでも参考記録だ。

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、セッションスタートから1時間以上はガレージに留まり、走行を始めてからもアンダーステア傾向の強いRB21で思うようにタイムを更新できていなかったように見えた。

 しかしセッション残り2時間を切ったところで、フェルスタッペンは新しいC3タイヤのセットでアタックを実施。1分29秒844をマークして、暫く破られていなかったガスリーのタイムを上回り全体ベストに浮上し、その後新しいセットで1分29秒799までタイムを伸ばした。

 夜が近づき気温・路面温度共に下がっていく中で、その他の多くのドライバーはロングランプログラムを継続。ピアストリとハースのエステバン・オコンは、レース中のバトルを想定してか接近して走行した。

 セッションが残り1時間を切ると、各ドライバーが散発的にアタックラップを実施。タイムシートを塗り替え、その後再びロングランに移るというアプローチを採るドライバーが多かった。また、アストンマーティンのランス・ストロールは体調が優れず、セッション途中で午前も担当したフェルナンド・アロンソが再びマシンに乗り込んだ。

 ターン1ではフェルスタッペンやオコンがスピンを喫するというシーンはあったものの、大きなアクシデントもなく4時間のセッションが終了となった。

 最終的に3日目午後のセッションで最速となったのは、最終盤に1分29秒545をマークしたラッセル。0.021秒差でフェルスタッペンが2番手に続いた。

 3番手はアルボン、4番手にピアストリ、5番手にガスリーというトップ5だった。このうち唯一アルボンが1段階コンパウンドが柔らかいC4タイヤを使用していた。なお3日間のテスト全体での最速タイムは、アルボンのチームメイトであるカルロス・サインツJr.が記録した1分29秒348。もちろん今回はテストであり、参考程度にとどめておくべきだろうが、古豪復活も期待させた。またガスリーがロングランとショートランで見せたスピードが本物かどうかも気になるところだ。

 なお角田は最終的にC3タイヤを履いて1分30秒497を記録し7番手となった。レーシングブルズは昨年コンストラクターズランキングを争ったウイリアムズやアルピーヌに食らいついていくことができるのか、それとも全く異なるストーリーが待ち受けているのか……。開幕戦はオーストラリアGPである。

 

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