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【コラム】プロデューサーはハミルトン……なるほどな! 映画『F1/エフワン』はいよいよ来週公開

映画『F1/エフワン』を、ひと足早く試写会で拝見してきた。映像もさることながら、作品中に出てくるエピソードの数々が興味深かった。

Lewis Hamilton at the World Premiere of F1 The Movie

Lewis Hamilton at the World Premiere of F1 The Movie

写真:: Getty Images

 6月27日に、映画『F1/エフワン』が公開される。F1を題材にした映画という意味では、ジェームス・ハントとニキ・ラウダのライバル関係を描いた『ラッシュ/プライドと友情』(2013年公開)以来ということになろうか……全世界のF1ファンが待ち望んでいた一作と言えるだろう。

 今回の『F1/エフワン』は、F1ファン向けの映画というわけではない。『トップガン マーヴェリック』の製作陣が手掛け、さらに主演を務めたのはあのブラッド・ピットである。各所で散々言われてきたように、その迫力たるやものすごく、「F1なんて知らない……見たことも聞いたこともない」という人にも、十分に楽しんでいただけるはずだ。

 もしかしたら、F1が実際に行なわれているレースシリーズだとは知らずにご覧になり、上映後にググって『ええっ! こういうレースが本当に行なわれているんだ!』と改めて気付く、そんな人もいらっしゃるかもしれない……とまで言っては少し誇張しすぎであろうか。

 とはいえF1ファンの紳士淑女の皆様にとっては、F1に全く興味を示してこなかったご家族や恋人、パートナー、友人を連れ出すのにもってこいの作品であるのは言うまでもない。そして、この作品を皮切りに、F1の”沼”へとどうぞ引き摺り込んでいただきたい。

映画『F1/エフワン』のワンシーン
©️2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

映画『F1/エフワン』のワンシーン ©️2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

写真: WarnerBros

 さて我々はmotorsport.comである。モータースポーツを題材としたコンテンツをお届けしている媒体だ。なので、”F1ファン向け”の映画『F1/エフワン』の楽しみ方を伝授しておきたい。

 冒頭で「F1ファン向けの映画ではない」とバッサリと論じたが、とはいえF1ファンならではの楽しみ方も十分にある。もちろん「レギュレーションではこれは許されない」とか、「角田裕毅がオーバーテイクされてばかりでけしからん!(これは本人も冗談混じりに言っているが……)」というご意見が出てくるのは重々承知ではあるが、これは映画である。F1の迫力と真実、そして映画を盛り上げるためのフィクションの織り交ぜ方は、絶妙なのではないだろうか。

 そして2時間半の間じっと目を凝らすと、そこかしこにF1関係者が実際に登場する。見事に演技をしている者、棒読みの者……ああ、たしかにこの人ならこんなこと言いそうだなと納得してしまうようなセリフ……F1ファンだからこそ楽しめる要素が、あちらこちらに用意されている。

 試写会のご招待いただいていち早く拝見した際、我々が笑う瞬間と、他の映画関係者と思わしき方々が笑う瞬間とが、微妙にズレていたように思う。我々はF1ファンとして楽しんでしまったのだろう……そこはある意味大いに反省ではあるが、そういう楽しみ方もあるのを実感した。

 そんな場面が至る所に散りばめられているので、1回では見落としてしまうこともあるだろうから、2回3回と繰り返しご覧になるのがよろしかろう。

 エンドロールにも、我々F1ファンがくすりと笑ってしまうようなところがあるので、本編が終わったからと言ってすぐに席を立ってしまうのは厳禁である。

映画『F1/エフワン』のワンシーン
©️2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

映画『F1/エフワン』のワンシーン ©️2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

写真: WarnerBros

 本作は、ベテランドライバーであるソニー(演ブラッド・ピット)と新進気鋭の若手ジョシュア(演ダムソン・イドリス)が、架空のF1チーム”APXGP"でチームメイトとしてコンビを組み、F1に挑んでいくというお話。ふたりはぶつかりあったり、協力しあったりしながら、好成績を目指していくわけである。

 その中で様々なシーン(コース内外問わず)が繰り出されていくわけだが、熱心なF1ファンなら「おや、どっかで見たような?」と思うエピソードも多々あると思う。そんな時は思い出してほしい。この映画のプロデューサーが誰で、彼がF1でどんな経験をしてきたのか……ということを。そう、ルイス・ハミルトンが本作のプロデューサーを務めているのだ。ともすれば、「たしかに!」と妙に納得できてしまった。

 今やベテランとなった彼も、F1デビュー当時はかなり尖っていて、チームメイトとなったチャンピオン経験者と度々ぶつかった。ありえないようなシーンも多々あったのを記憶している。

 そのハミルトンがプロデューサーを務めたという本作。それを考えると、「うーん、なるほど!」と妙に納得いく部分が多かったように思うのだが、さて皆さんはどう感じられるだろうか?

 映画『F1/エフワン』の公開まで、あと1週間。ぜひ劇場でご覧いただきたい。

◆タイトル:映画『F1®️/エフワン』
◆公開日:6月27日(金)全国公開
◆配給:ワーナー・ブラザース映画
◆コピーライト:©️2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

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