予選レポート

F1 カナダGP

ソフトよりミディアムが速い!? ラッセルがポール獲得。Q2敗退の角田裕毅は降格処分で最後尾スタートへ|F1カナダGP予選

F1カナダGPの予選ではメルセデスのジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得。レッドブルの角田裕毅は11番手タイムだったが、ペナルティにより最後尾から決勝レースをスタートする。

滑川 寛

公開日時: 2025/06/14 21:35

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George Russell, Mercedes

George Russell, Mercedes

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images via Getty Images

 モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで開催されているF1第10戦カナダGP。その予選では、メルセデスのジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得した。

 今週末のカナダGPは初日から天気に恵まれ、予選セッション開始前は気温21度、路面温度45度というコンディションだった。

ノリスがトップ通過|Q1

 下位5台が脱落する18分間のQ1がスタートすると、各車が続々とコースイン。この前に行なわれたフリー走行3回目でブレーキトラブルのあったレッドブルの角田裕毅を含め、多くのドライバーがソフトタイヤを選択する中、アルピーヌ勢やメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリ、新品ソフトタイヤの残りが2セットという状況のアストンマーティン勢はミディアムタイヤを使用した。

 序盤はマクラーレンのオスカー・ピアストリが暫定トップ。比較的路面温度が高い状況が後押ししているのか、ミディアムタイヤ勢もソフトタイヤと遜色のないタイムを記録した。

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは少し遅れてのコースイン。残り8分というところで1分12秒273をマークしてトップに浮上したが、コース上でタイム計測を続けていたアロンソがそれを0.034秒上回ってみせた。角田はユーズドのソフトタイヤで9番手につけた。

 すると残り5分30秒というところでレッドフラッグが提示された。ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンが乗るFW47のエンジンカウルが突然吹き飛ぶというアクシデントが発生し、コース上にパーツが散乱したのだ。

 セッションは若干の中断を経て再開された。アストンマーティン勢がミディアムタイヤをそのまま使用する一方、多くのドライバーが新品ソフトタイヤに履き替えた。マクラーレンのランド・ノリスが1分11秒826までタイムを更新してトップに立ち、一足先にピットへと戻った。

 このタイムを破るドライバーは現れず、ノリスがQ1トップ通過。ピアストリが2番手でマクラーレンのワンツーとなった。

 角田は14番手でなんとかQ2に進出。マシン修復を終えてアタックを敢行したアルボンが8番手通過を果たした一方、チームメイトのカルロス・サインツJr.はアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)のトラフィックに遭遇して17番手とQ1脱落を喫した。その他、ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)、地元戦のランス・ストロール(アストンマーティン)、リアム・ローソン(レーシングブルズ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が姿を消した。

角田裕毅は0.03秒差で敗退|Q2

 トップ10入りを決める15分間がスタートすると、新品のミディアムタイヤを履いたフェルスタッペンからコースに入り、1分11秒638のターゲットタイムをマークした。その他のドライバーは新品もしくはユーズドのソフトタイヤを履いたが、マクラーレン勢をもってしてもフェルスタッペンのタイムを上回ることができなかった。角田は0.679秒差の9番手だった。

 フェラーリのシャルル・ルクレールは早々に新品のソフトタイヤに履き替えて1分11秒626をマーク。これでフェルスタッペンを上回った。またアルボンが新品ミディアムタイヤで7番手まで浮上した。

 これを皮切りに、多くのドライバーが再びコース上に姿を現した。”トレンド”に習い、メルセデス勢やアルピーヌのフランコ・コラピントが新品ミディアムタイヤを投入し、ラッセルは1分11秒570でトップタイムを塗り替え、Q2トップ通過となった。

 ハジャーが10番手でQ3突破を果たした一方、角田は0.029秒届かず11番手でQ2敗退。コラピントやニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、ハース勢が脱落となった。なお角田は、FP3でレッドフラッグ中にスロー走行していたピアストリを追い抜いたとして、10グリッド降格ペナルティを受けた。これにより決勝レースは前戦に続き、最後尾からスタートすることとなる。

ラッセルがポール獲得!|Q3

 ポールポジションを決める12分間のQ3に残ったのは、メルセデス勢、マクラーレン勢、フェラーリ勢、フェルスタッペン、アロンソ、アルボン、ハジャーの10台。最初の計測では新品ソフトタイヤがメインとなり、フェルスタッペンが1分11秒248で暫定トップに立ち、ピアストリが0.025秒差で続いた。唯一新品ミディアムタイヤを履いたアルボンは9番手だった。

 残り時間が5分を切ると、アロンソが新品ミディアムタイヤを投入して4番手に浮上。フェルスタッペンやラッセル、アントネッリもミディアムを選択した。その他6名はソフトタイヤを履いた。

 最終アタックでピアストリが1分11秒120を記録して暫定トップに浮上したが、フェルスタッペンが1分11秒059でそのタイムを上回った。さらに同じコンパウンドを履くラッセルが1分10秒899という驚速ラップを刻み、ポールポジションを獲得した。

 ラッセルにとってはカナダGPで2年連続の予選最速。「人生最高のラップ」だったと振り返った。

 結果的にラッセル、フェルスタッペン、ピアストリというトップ3。トップ2台と同じタイヤを履いたアントネッリが4番手に入り、5番手ルイス・ハミルトン(フェラーリ)以降は、アロンソ、ノリス、ルクレール、ハジャー、アルボンというトップ10の並びだった。ルクレールはターン6で走行ラインを外してラップを中断。1周をまとめ上げることができず、フラストレーションをあらわにした。

 フロントロウのふたりは前戦スペインGPで曰く付きの接触があった2台。フェルスタッペンはそれによりレース出場停止一歩手前という状況だ。決勝レースでこのふたりがスタートからどのような走りを見せるのか、という点にも注目が集まる。

順位結果詳細 リタイア原因など Driver Info

   

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順位結果詳細 リタイア原因など

   

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順位 ドライバー #   シャシー エンジン タイム タイヤ 平均速度 1 United Kingdom ジョージ ラッセル メルセデス 63 Mercedes F1 W16 Mercedes Mercedes

1'10.899

  221.436 2 Netherlands マックス フェルスタッペン レッドブル 1 Red Bull Racing-Honda RBPT RB21 Red Bull Red Bull

+0.160

1'11.059

  220.937 3 Australia オスカー ピアストリ マクラーレン 81 McLaren-Mercedes MCL39 McLaren Mercedes

+0.221

1'11.120

  220.748 フルリザルトを見る  

 

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