角田裕毅、オーストリアGPはフェルスタッペンと”僅かに”異なるパッケージを使用……しかし求めるセッティングの方向性は「彼とほとんど同じ」
F1オーストリアGPでレッドブルの角田裕毅は、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとは僅かに異なるパッケージのマシンを走らせることになりそうだ。
Yuki Tsunoda, RB F1 Team
写真:: Sam Bloxham / LAT Images via Getty Images
レッドブルの角田裕毅は今週末のF1オーストリアGPで、チームメイトのマックス・フェルスタッペンと、ほんの少しだけ異なるスペックのパーツを使うことを明かすとともに、自身とフェルスタッペンが求めるセッティングの方向性は非常によく似ていると語った。
日本GPからレッドブルに昇格した後、なかなか好結果を掴めずにいる角田。前回のカナダGPでも、予選では11番手だったもののFP3で赤旗中に他車をオーバーテイクしてしまったとして10グリッド降格ペナルティ。決勝レースではグリッド最後尾から追い上げたものの、12位が精一杯だった。
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコはオーストリアGPに先立ち、2025年マシンRB21にアップデートパーツを投入することを明かした。ただ今回角田が走らせるマシンのスペックは、チームメイトのフェルスタッペンのモノとは多少異なるようだ。
「まだ完全に同じというわけではないです。少し違うはずです」
角田はオーストリアGPの木曜日にそう語った。
「それほど大きな違いはないと思います。どうなるのか、見てみようと思います」
一方で角田は、スペインGPからカナダGPにかけて、マシンに対する理解度が増したとも明かした。
「カナダの週末の方が、マシン乗っていて満足できたと思います。ある意味、何か違うこと……違いアプローチや違うアイデアを試してみようとなったんです。そして、バルセロナからカナダに向けて、少し変更を加えました。うまくいっていると思います」
そう角田は言う。
「残念ながらFP3で少し混乱してしまいました。その上フロアを変えたので、挙動も少し変わってしまいました」
「前回は、FP3だけでその調整をすることができたんです。でも、違いやセットアップを合わせ込んだモノを感じる時間が全然ありませんでした。それを考えれば、カナダでのQ2はそれほど悪くなかったと思います」
「もちろん、常にもっと上を目指していますが、うまく機能していると思います。少なくとも、バルセロナよりはずっと良い結果が出ているのは確かです」
なおチームメイトのフェルスタッペンとは、好みのセッティングが似ているため、自然にセッティングが似てくることがあると角田は語った。
「チームに加入して以来、複数のセッティングを試しました。正直なところ、サーキットによっては自分の方向性や好みに合わせてセッティングを変えることもあります。でも、自然にマックスのセッティングに近付くサーキットもあるんです」と角田は明かした。
「実際にデータ上では、僕らのドライビングスタイルに関するフィードバックやドライビングスタイルは、ほとんど同じです。僕にとっての一番の違いは、予選でほんのわずかなタイムを絞り出す点、マシンの性能を最大限まで引き出すという点にあります。これは、マシンに対する自信と理解から生まれます」
「技術的な面で言えば、好みのポジション、ブレーキング、そしてマシンをどう維持するかという点については、僕らのドライビングスタイルはよく似ていると思います」
「サスペンションの硬さ、キャンバー角など、そういうモノは全く同じモノを求めています。僕としては、シミュレータで実際に試したセッティングから始めるだけで、マックスのセッティングがどうなっているかは知りません。エンジニアから、『マックスがこういうセッティングをしている』ということを聞かされるのではなく、シミュレータで好むセッティングでフリー走行を始めるだけです」
「そのことで、僕はチームからのフィードバックをもらいやすくなっていると思います。マックスのことはあまり考えていませんが、セッティングに関しては自然と似た方向に向かうんです」
そんな角田だが、現時点では特に目標を定めていないと語る。
「正直に言って、特に目標はないです。ただ着実に進歩し、今の僕のパッケージとコンディションから、最大限のパフォーマンスを引き出せるように務めるだけです」
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