角田裕毅にとって複雑な1日。スプリント5位から予選Q1敗退……まさに天国から地獄「スプリントのいい流れを、予選に繋げることができなかった」
F1カタールGPの土曜日は、角田裕毅(レッドブル)にとっては実に難しいモノとなった。
Yuki Tsunoda, Red Bull Racing
写真:: Mark Thompson / Getty Images
レッドブルの角田裕毅にとってF1カタールGPの土曜日は、実に複雑な1日となった。
金曜日に行なわれたスプリント予選で好調な走りを見せ、チームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回る5番手となった角田。一夜明けた土曜日に行なわれたスプリントでは、スタートで抜群の蹴り出しを見せてアストンマーティンのフェルナンド・アロンソを抜くと、フェルスタッペンに進路を譲って5番手に。大逆転でのチャンピオン獲得を狙うチームメイトを完璧に援護した。
その好調さゆえに、その後行なわれた予選でも好結果が期待された。しかし16番手でQ1敗退。まさかの結果に、角田自身も困惑を隠せない様子だった。
「今日は色々な感情が混じり合う1日でした」
角田はチームのプレスリリースを介して、そうコメントした。
「スプリントはとても良かったんですが、その流れを予選に繋げることができませんでした」
角田は、スプリントのスタート直後にもう少し攻めれば、あといくつかポジションを上げられた可能性もあったと考えている。実際角田は、アロンソを抜いた後に前を行くランド・ノリス(マクラーレン)やジョージ・ラッセル(メルセデス)に並びかけるシーンもあった。
「スプリントでは、良いスタートが切れました。もっとリスクを冒せたかもしれませんが、とにかく確実に走りたかったんです。マックスも良いスタートを決めたので、チームとしてうまく機能し、マックスを手助けすることができました」
レース中には、トラックリミット違反により5秒のタイム加算ペナルティを受けた角田。しかしひとつ後ろでフィニッシュしたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)も同様にタイム加算ペナルティを受けたため、事なきを得た。
「タイム加算ペナルティで危うく順位を落としかけました。でもスプリントでのペースは良く、力強い走りができたと感じています」
しかし一転、予選では苦戦を強いられた。
「予選で一体何が起きたのか、理解できません」
「クルマのセットアップはほとんど変えていないのに、グリップがなくてペースが落ちてしまったように感じました。ラップ自体は、むしろ昨日(スプリント予選)よりも綺麗に走れたように思います」
「スプリント予選と今日で何が違ったのか、完全には説明できないのでとてもフラストレーションが溜まります。明日(決勝)はベストを尽くして、スプリントで見せたペースを活かして、できるだけ多くのマシンをオーバーテイクしたいと思います」
なお角田が脱落したQ1は、実に僅差の戦いだった。4番手だったフェルスタッペンと、Q1落ちの角田とのタイム差は、僅か0.289秒。このほんの僅かのタイムの間に、13台ものマシンがひしめいたのだ。
レッドブルのローレン・メキーズ代表は、他のグランプリであれば、角田はかなり良い結果を残していたはずだと語る。
「ユウキにとっては厳しい戦いだった」
そうメキーズ代表は語った。
「マックスとのタイム差は、僅かに0.3秒弱だった。でもそれは、こういうコースであれば恥じるようなモノではない。他のグランプリであれば、彼にとっては力強いセッションになっただろうね」
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