マクラーレン1-2。ロングランでも最速クラス? 角田裕毅6番手も終盤にクラッシュ|F1サウジアラビアGP FP2
F1サウジアラビアGPのフリー走行2回目ではマクラーレンのランド・ノリスが最速。レッドブルの角田裕毅は6番手だったが、終盤に痛恨のクラッシュを喫した。
Lando Norris, McLaren
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
ジェッダ市街地サーキット開催されているF1第5戦サウジアラビアGP。初日の走行を締めくくるフリー走行2回目ではマクラーレンのランド・ノリスがセッション最速となった。
この前に行なわれたフリー走行1回目とは異なり、現地はとっぷりと日が暮れ、無数の照明に照らされたコースが闇夜に浮かび上がった。FP2は予選・決勝と同じ時間帯の実施ということもあり、データ収集において非常に重要なセッションだ。
気温29度、路面温度38度というコンディションの中、1時間のセッションが開始されると、各車が続々とコースへと姿を現した。多くのマシンがミディアムタイヤを選択する中、唯一ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンがハードタイヤを選んだ。なおザウバーのガブリエル・ボルトレトは、サバイバルセル(モノコック)の交換によりFP2を欠場した。
セッション前半、各車はクールダウンラップを挟みながらのプッシュラップを実施。FP1からブラッシュアップしてきたマシンのセットアップを試した。開始から10分が経とうかというところでは、アストンマーティンのランス・ストロールがホームストレート終盤でスピンを喫したが幸いウォールに当たることはなく、一時的にイエローフラッグが振られるだけで済んだ。
FP2開始から15分が経過したところで、レーシングブルズのリアム・ローソンが真っ先にソフトタイヤへ履き替えてコースイン。残りのドライバーはセッション折り返しを前に、予選想定プログラムを開始し、タイムシートの序列は目まぐるしく変わっていった。
まずはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが1分28秒547をマークし、それをマクラーレンのオスカー・ピアストリが0.117秒差で上回った。ただ、少しアタックのタイミングを遅らせたノリスが1分28秒340を記録して2台を上回ると、ユーズドタイヤながらその後1分28秒267まで全体ベストタイムを引き上げた。
レッドブルの角田裕毅はソフトタイヤでのアタック1回目でミスがあったが、2回目の計測でタイム更新。1分28秒963で5番手につけた。
レーシングブルズはこのセッションでソフトタイヤを2セット使用することを決断している。
セッション後半はロングランのプログラムがメインに。各車ともFP2で最初に使用したセットにタイヤを履き替えて周回した。レースを見越したデータ収集である。
ただ、残り8分というところで角田が最終コーナーでクラッシュを喫した。イン側にヒットしたことで左フロントのサスペンションを破損し、そのまま曲がりきれずにアウト側のウォールにマシン右側から激しく打ち付けられたのだ。
これでレッドフラッグが提示されセッション一時中断。幸い角田に大きな怪我はなかったものの、マシンは大きなダメージを負った。
FP2は残り1分で再開されたが、タイムを計測する時間は残っていなかった。それでもほとんどのマシンがコースへ出てスタート練習を行ない、セッション終了となった。
結局FP2最速はノリスで、ピアストリ、フェルスタッペンというトップ3。フェラーリのシャルル・ルクレールやウイリアムズのカルロス・サインツJr.がその後ろに続いた。角田は終盤にクラッシュを喫したものの6番手だった。
各車のロングランはレッドフラッグによって中断を余儀なくされ見えてこない部分もあるものの、ピアストリは1分33秒台から1分34秒台前半で走っており、マクラーレンのペースはやはり強力に見える。ルクレールや8番手につけたアルピーヌのピエール・ガスリーは1分34秒台中盤〜後半のペースだった。力強さは感じられるものの、マクラーレンとは少し差がありそうだ。
レッドブル勢は、フェルスタッペンが1分34秒台後半で走り始めたものの、7周ほどで1分35秒台まで低下。角田のペースも1分35秒台だった。マシンの修復だけでなく、ペースの改善というところでも、レッドブルにはやるべきことが多くありそうだ。
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