ピアストリが破竹の3勝目でランキング首位浮上。レッドブル角田裕毅は1周目に接触リタイア|F1サウジアラビアGP決勝
F1サウジアラビアGPの決勝レースではマクラーレンのオスカー・ピアストリが優勝。レッドブルの角田裕毅はリタイアに終わった。
Oscar Piastri, McLaren
写真:: Lars Baron
超高速のジェッダ市街地サーキットで開催されたF1第5戦サウジアラビアGP。4月20日(日)に行なわれた決勝レースでは、マクラーレンのオスカー・ピアストリが勝利を掴んだ。
前日の予選では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがピアストリを下してポールポジションを獲得。決勝グリッド2列目にはメルセデスのジョージ・ラッセルとフェラーリのシャルル・ルクレールが並んだ。
レッドブル昇格後3戦目となる角田裕毅は8番手。ランキング首位に立つマクラーレンのランド・ノリスは予選Q3でクラッシュを喫し10番手からの追い上げとなった。
決勝日の夜も暑いコンディションが続き、レーススタート前の気温は29度、路面温度38度という状況。ほとんどのドライバーがスタートタイヤにミディアムタイヤを選択肢、ノリスなどは戦略で差をつけるためハードタイヤを履いた。
全50周のレースが幕を開けると、ピアストリが抜群の蹴り出しを見せて、ターン1でフェルスタッペンに並びかけた。ただ、切り返しとなるターン2でフェルスタッペンがランオフエリアに飛び出し、そのままコース外を通って首位に戻った。これによりフェルスタッペンには5秒のタイムペナルティが科された。
オープニングラップでは、激しいポジション争いを繰り広げた角田とアルピーヌのピエール・ガスリーがターン5で接触。2台はスピン状態となり、ガスリーはウォールに吸い込まれた。その場でガスリーはリタイア、角田はピットまでマシンを戻すことができたものの、走行を継続できる状況になく、チームはリタイアを選択した。
このアクシデントにより早速セーフティーカー出動。マシンの回収作業が行なわれ、この間に後方のミディアムスタート勢には早くもハードタイヤに切り替えるドライバーもいた。
レースは5周目から再開。首位フェルスタッペンに対し、2番手ピアストリはペナルティのアドバンテージを手にしていることもあり、積極的に攻めることはなかった。3番手ラッセル以下は2台から徐々に離されていった。
レースが15周を過ぎる頃には、唯一クリーンエアーで走るフェルスタッペンを除き、タイヤのオーバーヒートもありミディアム勢のペースが低下。一方でハードスタートのノリスはフェラーリのルイス・ハミルトンやメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリらコース上で交わしていった。
ペースが低下していたピアストリは19周終わりにピットイン。ハードタイヤに交換してコースへと戻った。
これを見たフェルスタッペンは猛プッシュ。21周目終わりにピットで5秒のタイムペナルティを消化した後、ハードタイヤでコースへ。ピアストリの3秒後方でコースに合流することとなった。
ピアストリとの差を詰めていきたいフェルスタッペンだったが、まだタイヤ交換を済ませていなかったハミルトンに引っかかったこともあり1秒ほどタイムをロスしてしまった。
ミディアムタイヤで引っ張ったルクレールが29周終わりに、ハードスタートのノリスが34周終わりにピットイン。これでピアストリが首位に立ち、そこから4秒後方の2番手にフェルスタッペンがつけた。ステイアウトを続けていたノリスに近づいていたピアストリとしては、クリーンエアーで走ることができるようになった。
フレッシュなハードタイヤを履くルクレールは、ファステストペースで3番手ラッセルに迫ると37周目にロックオン。DRSを活用して翌周のホームストレートで抜き去った。ラッセルは41周目にノリスにも先行を許した。
先頭に目を移すと、ピアストリはペースをコントロールして逃げ切りトップチェッカー。今季3勝目を挙げ、ドライバーズランキング首位に躍り出た。フェルスタッペンはピアストリから2.843秒差の2位となった。
ルクレールはハイペースで飛ばすノリスから逃げ切り3位表彰台を獲得。ノリスは1秒差の4位。10番手から追い上げたが、ランキング首位陥落となった。
5〜6位にメルセデス勢、7位にハミルトン、8〜9位にウイリアムズ勢、10位にレーシングブルズのアイザック・ハジャーが入った。レース終盤にウイリアムズは2台で連なって周回し、フレッシュなミディアムタイヤで迫るハジャーを封じるチーム戦略を展開。サインツJr.がアルボンをDRSで牽引し、抜くに抜けないトレイン状態を形成して見事封じ込めた。
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