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幸運ノリスが優勝。角田裕毅はギャンブル戦略で大幅ポジションアップ。入賞の可能性も?|F1マイアミGP F1スプリント

F1マイアミGPのF1スプリントではマクラーレンのランド・ノリスが優勝。レッドブルの角田裕毅は9位だった。

Lando Norris, McLaren

Lando Norris, McLaren

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 マイアミ・インターナショナル・オートドロームを舞台に開催されているF1第6戦マイアミGP。2日目のタイヤ交換義務がないF1スプリントでは、マクラーレンのランド・ノリスが勝利を掴んだ。

 フリー走行1回目とスプリント予選が行なわれた金曜日から打って変わって、土曜日のマイアミは雨。F1スプリントを前に分厚い雨雲がサーキット上空に襲来し、激しい雨がコースに打ちつけた。ただ、気温は24度、路面温度32度と温かいコンディションではあった。

 ダミーグリッドに向けて各車がフルウェットタイヤでレコノサンスラップを走る中、フェラーリ勢はインターミディエイトタイヤを履いた。その選択が祟り、シャルル・ルクレールがアクアプレーニング現象を起こしてクラッシュ。退避路にマシンを停め、レースに出場することすらできなかった。そして安全ではない状態でマシンを送り出したとして、ルクレールは審議対象となった。

 雨は一時的に激しさを増したものの、レーススタート時間が近づくにつれて弱まり、ウイリアムズのカルロス・サインツJr.だけがフルウエットタイヤを履いたものの、それ以外の18台はインターミディエイトタイヤを履いた。

 なおスプリント予選でSQ1落ちを喫したレッドブルの角田裕毅は、サスペンションセットアップを変更。パルクフェルメ下でマシンの仕様を変更したことで、ピットレーンからの出走となった。

 F1スプリント開始に向けてフォーメーションラップがスタート。セーフティカー先導で2周を走ったが、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがコースオフを喫した他、ポールスタートとなったメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリですら視界不良を訴えた。そのため、スタート進行は中断。レッドフラッグが提示され、各車はピットへと戻った。

 約25分の中断を経て、改めてF1スプリントのレース進行が再開された。この間に雨は小康状態となり、サインツJr.を含む全車が新品のインターミディエイトタイヤを履き、セーフティカー先導で2周を走行した後グリッドに並んだ。角田は既に一度ピットレーンを離れたため、ピットレーンではなくグリッド最後尾につけた。

 F1スプリントは3周目、残り16周からスタンディングスタート。2番手フロントロウから出走したマクラーレンのオスカー・ピアストリの蹴り出しは良く、ターン1でアントネッリに並びかけると、そのまま首位に躍り出た。

 アントネッリはピアストリと争ったことで、ターン1でコースオフ。もう一台のマクラーレンに乗るノリス、レッドブルのマックス・フェルスタッペンにも交わされ、4番手に後退した。フェルスタッペンはスタート位置を間違えた可能性があったとして審議対象となったが、こちらはお咎めなしとなった。

 レースリーダーのピアストリは1分40秒台前半のペースで快調に飛ばし、9周目に入った時点では2番手のノリスに3秒のギャップを築いた。この頃にはドライのレーシングラインも顔を出し始め、各ドライバーがスリックタイヤへの交換という選択肢も現実味を帯びてきた。

 11周目にはDRSをが使用可能に。このタイミングで17番手を走っていた角田がリスクを取ってユーズドのミディアムタイヤへと真っ先に交換した。角田はセクター1で全体ベストをマークしており、スリック変更の効果は抜群。これを見た他のドライバーも次々にピットへと飛び込んだが、ここからアクシデントが続出した。

 まず、サインツJr.はターン14でウォールに左リヤタイヤをひっかけてしまい、マシンに大ダメージ……ピットへ戻りリタイアを選択した。またタイヤ交換を行なったフェルスタッペンは、ピットボックスから出る際にアントネッリと接触してしまい、これがアンセーフリリースとの裁定。これにより10秒のタイム加算を受けた。アントネッリもフェルスタッペンに邪魔されることとなりピットボックスに入れず、翌周改めてピットインすることを強いられたためポイント圏外までポジションを落とす羽目となった。

 そして14周目には、レーシングブルズのリアム・ローソンがアストンマーティンのフェルナンド・アロンソに追突。アロンソがウォールに激突したことでセーフティカー出動となった。ローソンとアロンソのインシデントはレース後の審議対象となった。

 マクラーレンは首位を走っていたピアストリを優先してピットに呼び込み、ノリスは遅れてのピットストップとなった。ただ、ノリスにとっては絶好のタイミングでのセーフティカー出動。ピットでのタイムロスを最小限に抑えて首位に立つことができた。

 アロンソのマシン回収には時間を要し、レースはセーフティカー先導のままファイナルラップへ。ノリスが優勝し、ピアストリが2位、そして早めのピットインでポジションを上げたフェラーリのルイス・ハミルトンが3位に入った。

 ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは4番手フィニッシュとなったものの、セーフティカー手順違反の可能性があるとして、レース後の審議対象となった。

 5番手ラッセル以下、アストンマーティンのランス・ストロール、ローソン、ハースのオリバー・ベアマンまでがポイント圏内のトップ8となったが、ベアマンや12番手フィニッシュとなったザウバーのニコ・ヒュルケンベルグはアンセーフリリースの疑いがあるとして、こちらも審議対象となった。

 角田はギャンブル戦略が決まって9位までポジションアップを果たした。上記の通り複数のドライバーが審議対象となっていることから、今後入賞圏内まで繰り上がる可能性もある。なお、フェルスタッペンはタイムペナルティにより、レースを走りきった中では最下位となる17位に終わった。

   
1
 - 
5
   
   
1
 - 
2
   
順位 ドライバー # 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ピット ポイント リタイア原因 シャシー エンジン
1 United Kingdom ランド ノリス マクラーレン 4 18

-

    1 8   McLaren Mercedes
2 Australia オスカー ピアストリ マクラーレン 81 18

+0.672

0.672

0.672   1 7   McLaren Mercedes
3 United Kingdom ルイス ハミルトン フェラーリ 44 18

+1.073

1.073

0.401   1 6   Ferrari Ferrari
 

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