ヘルムート・マルコ博士のレッドブル退団が正式決定。マルコ博士自ら退任を進言と説明……ミンツラフCEO「彼の意向を尊重しなければいけなかった」
ヘルムート・マルコが、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーの役割を退くことが、正式に発表された。
Helmut Marko, Red Bull Racing
写真:: Mark Sutton / Formula 1 via Getty Images
レッドブルは、これまでモータースポーツ・アドバイザーを務めてきたヘルムート・マルコ博士が今年限りで退任することを正式に発表した。
この決定に際しマルコ博士は、「成し遂げてきたこと全てに、誇りを感じる」と語った。
マルコ博士は、長きにわたってレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めると共に、同社のジュニアプログラムの責任者という重責を担ってきた。この間、セバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンのふたりのチャンピオンをはじめ、数々のF1ウイナーを送り出してきた。
そんなマルコ博士は2026年シーズンまでの契約を結んでいたものの、今季限りでの退任を決定。チームから正式に発表された。
「私は60年にわたってモータースポーツに携わってきたが、レッドブルでのこの20年以上の年月は、並外れた、そして非常に大きな成功を収めることができた」
退任決定に際し、マルコ博士はそう語った。
「多くの才能ある人々と共に成長し、共に分かち合うことができた素晴らしい時間だった。共に築き上げ、成し遂げてきた全てのことに、私は誇りを感じている」
「今シーズン、惜しくもチャンピオンを獲り逃がしたことは、私に深い悲しみをもたらし、今こそこの長く、激動かつ成功に満ちたページに終止符を打つべき時だと確信した」
「チーム全員の今後の成長を祈念する。来年、世界選手権の両方のタイトルを獲得できるものと確信している」
また、レッドブルのオリバー・ミンツラフCEOも、次のようにコメントを発表した。
「ヘルムートは、年末をもってモータースポーツ・アドバイザーの職を退きたいと私に申し出てきた。20年以上にわたって影響力を保ってきた人物だ。彼の退任は、素晴らしい時代の終焉を告げるモノでもあるため、彼の決断を深く残念に思っている」
「20年以上にわたってヘルムートは、チームとレッドブルのモータースポーツ・ファミリー全体に、大きな功績をもたらしてきた。レッドブル・レーシングが今の姿、すなわち複数回のチャンピオン、革新の原動力、そして国際的なモータースポーツの礎を築き上げたのは、あらゆる重要で戦略的決定において、彼が決定的な役割を果たしたからだ」
「卓越した才能を見抜く彼の直感は、我々のジュニア・プログラムをただ形作っただけでなく、F1に永続的な影響を与えた」
「ベッテルやフェルスタッペンといったドライバーたちは、彼のリーダーシップの中で発掘され、サポートを受け、そして頂点へと導かれたドライバーたちの代表格とも言える。彼の情熱、明確な決断を下す能力、そして潜在的な能力を見抜く力は、決して忘れられない」
「長く話し合いを重ねた結果、彼にとってはこの決断を下すには絶好のタイミングだと感じ、彼の意向を尊重せざるをえないと悟った。彼の退任により大きな空白を残すことになるが、彼の決断に対する尊敬と、レッドブル・レーシングのために尽力してきたことに対する感謝の気持ちは、それを凌駕する」
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