F1 イタリアGP
ジェンソン・バトン、盟友フェルナンド・アロンソの今の能力に太鼓判「アストンマーティン・ホンダで勝つ、彼の姿を見たい」
元F1王者のジェンソン・バトンが、フェルナンド・アロンソに向けてエール。まだまだ引退するのは早いのではないかと考えていると明かした。
田中 健一
編集: 2026/09/01 3:15
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Fernando Alonso, Aston Martin Racing
写真:: Alastair Staley / LAT Images via Getty Images
アストンマーティン・ホンダのアンバサダーを務める元F1王者のジェンソン・バトンが、フェルナンド・アロンソについて語った。曰く、まだまだF1で活躍できる力を持っていると考えているという。
アロンソは今年45歳。今季ここまで3ポイントを獲得し、アストンマーティン・ホンダの全ポイントを一人で手にしている状況だ。しかも前戦オランダGPでの9位入賞により、1974年のグラハム・ヒル以来となる、45歳以上での入賞者となった。
そんなアロンソにも、F1引退の足音が近づいているのは間違いない。アストンマーティン・ホンダとの契約は今季限り。その満了をもって引退するという話も、あと数年間現役を続けるという話も聞こえてきている状況だ。
そんなアロンソとかつてチームメイトを組んだことがあるのが、バトンである。バトンとアロンソは、2015年と2016年の2年間、チャンピオンコンビとしてマクラーレン・ホンダのマシンをドライブ。2017年のモナコGPでは、インディ500参戦のため欠場したアロンソの代役を、バトンが務めたこともあった。
またそれ以前には、ライバルとしてお互いに対峙する関係性であった。
そんなバトンは、アストンマーティン・ホンダのコンテンツ「ジェンソンズ・ジャーナル(JENSON'S JOURNAL)」で、アロンソの引退時期について語った。
「僕は36歳でF1から引退した。今のフェルナンドよりも9歳も若かったけど、その準備はできていたんだ」
アロンソよりも2歳上のバトンはそう語った。
「その数年、レースをしたいとは思えていなかった。だから、レースを戦うことが苦しかったんだ。もう達成すべき新しい目標はないように感じていた。そういう段階に達すると、引退の時期だと分かるものだ」
しかしバトンは、今のアロンソは引退した当時の自分とは状況が異なると考えている。
「フェルナンドにとっての大きな違いは、まだ彼には刺激的な挑戦が待っているということだと思う。確かに今年は厳しい年になっているが、アストンマーティンに所属し、エンドリアン・ニューウェイ(チーム代表)のような人物と仕事ができるのは、とても刺激的なことだ。F1ドライバーなら誰でも、彼が設計したマシンを走らせ、彼がチームを牽引する姿を間近で体験したいと思うだろうからね」
バトンは、アロンソには今もF1で勝利を争うだけの力が備わっていると確信。もっとアロンソが活躍する姿を見たいと語った。
「自分の将来を決めるのがどれほど難しいか、僕はよく分かっている。しかも彼も以前、同じ経験をしている」
そうバトンは語った。
「彼は一度F1を離れて戻ってきた。明らかに、引退するには早過ぎたんだ。だからこそ彼はF1を去る前に、もうF1に関わりたくないと100%確信できるかどうかを確かめるだろう」
「フェルナンドはF1でまだまだ活躍できる力を持っている。アストンマーティンで勝利を争う彼の姿を見たい。それが彼の本来あるべき姿であり、このチームが目指す場所でもある」
「彼は本来もっと多くの勝利を手にするべきだったのに、そうはなっていない。何度か不運な状況に陥ったこともあったし、僕と一緒のチームにいたこともある。でも、その才能とハングリー精神は今でも健在だ」
「それがF1で生き残り、競争力を維持するための鍵なんだ」
今週末はモンツァ・サーキットでイタリアGPが開催される。イタリアはバトンにとって、幼少期からカートを戦った思い出の地。F1にデビューしてからも、モンツァで勝つことはできなかったものの、素晴らしいレースを繰り広げた。そのバトルをした相手のひとりがアロンソであった。
なお2010年のイタリアGPでは、フェラーリを駆ったアロンソが勝ち、マクラーレンのバトンが3秒差の2位でフィニッシュしている。
バトンは今年のイタリアGPが、モンツァでアロンソが走るのを見る最後の機会にならないことを切望する。
「このイタリアという国には、特別な思い入れがある。そこに住む人々、食事、建築物、そしてモータースポーツへの情熱……」
「そのレースへの情熱が、僕らのことを結びつけた。だからこそ今週末が、フェルナンドがモンツァでF1マシンに乗る最後の機会にならないことを願っている」
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