F1 日本GP

たかが完走、されど大きな一歩…… アストンマーティン・ホンダの日本GPは18位。HRC渡辺社長「早くいいパフォーマンスを見せられるように頑張る」

HRCの渡辺康治社長に、F1日本GP終了後に話を聞いた。

田中 健一

編集: 2026/03/29 22:42

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Fernando Alonso, Koji Watanabe HRC President

Fernando Alonso, Koji Watanabe HRC President

写真:: HRC

 ホンダF1正式復帰後初完走は、母国日本で達成されることになった。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが1周遅れながら18位でフィニッシュしたのだ。

 もちろん、完走で満足していいわけがない。しかし今後の飛躍のためにも、貴重なデータを収集する機会となったはずだ。

 ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、「完走をこんなに願ったことはない」と語った。

「ほっとしましたね。ほっとしました。こんなに、完走を願ったことはないです」

 渡辺社長はそう語った。

「レース前のチームミーティングの中でも、クラック(マイク・クラック/アストンマーティンのチーフ・トラックサイド・オフィサー)の方からも、今日は完走を目標に頑張ろうと言ってくれました」

「それでチームとしての方向性が定まったし、グリッドで折原(伸太郎/ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア)も、全力で完走目指して頑張りますと言ってくれました。アロンソもグリッドで私のところに来て、日本語で『ガンバッテ!』と言ってくれました……まあ彼は日本語よく分かっていないですから、『ガンバルヨ!』と言いたかったんでしょうね(笑)」

「でも、みんながひとつの目標に向けて頑張ってくれました。たかが完走です。でも、今回の我々にとっては、大きい一歩だったと思います。現場で頑張ってくれたアストンマーティンとホンダのスタッフに対しては本当に感謝していますし、本当によかった。彼らの励みにもなると思います」

「これをステップにして、また次に進んでいきたいと思います」

 日本GPの後は、中東2戦が開催中止となったことで、F1は約1ヵ月の休みに入る。この期間をどう使うのか? そう尋ねると、渡辺社長は次のように説明してくれた。

「とにかく振動の問題を根本から対策します。今は暫定対策です。バッテリーにダメージが及ばないように、暫定での対策を施しています。しかし車体と共同で直していく必要があるので、それをワンチームとしてしっかり進めていきます」

「そしてエネルギーマネジメントの精度を上げ、ドライバビリティの向上も進めていって、できるだけパフォーマンスアップをして次のマイアミに挑みたいと思います」

 当初今季のアストンマーティン・ホンダの苦戦は、ホンダのパワーユニット(PU)にすべての問題があるというような報道のされ方が多かった。特に海外ではそうだ。しかしその論調は徐々に変わり、PUとシャシーの双方で協力して解決すべき問題であるという理解が深まったように見える。

 渡辺社長も、その風潮の変化を感じ取っているようだ。

「確かに、変わってきた感じがします。元々PUはPU、車体は車体という話ではありません。どっちにも悪いところがあるし、どっちにもいいところがある。だから、一緒になって競争力を上げていかなければいけません」

「なんと言えばいいか……そのことに、我々も改めて気付いたというところもあります。ここから改めて、ワンチームでの戦いがスタートするという感じがします」

 改めてアストンマーティンの今季マシンAMR26は、実に攻めたマシンである。その想定されたパフォーマンスが発揮されれば、どれだけのモノであるのか、実に楽しみな部分もある。

「そうですね。早くいいパフォーマンスが見せられるように、頑張っていきます」

 渡辺社長はそう語ってインタビューを締め括った。

 

関連ニュース:

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ランキング2番手後退のラッセル、不運の連続にイライラ「まるで全てのトラブルが自分に降りかかってきているような……」

次の記事 12位ハジャー、レッドブルのマシンは「”危険”なほどドライブが難しかった」

More from

田中 健一



アロンソ、ホンダ製PUの奇妙な挙動に苦しむ「マシンがサーキットのどこにいるのか、正確に把握できていなかったみたいだ」|F1シンガポールGP

F1

F1

シンガポールGP

9 時間前

アロンソ、ホンダ製PUの奇妙な挙動に苦しむ「マシンがサーキットのどこにいるのか、正確に把握できていなかったみたいだ」|F1シンガポールGP



目指していた結果には届かなかった……ホンダF1折原エンジニア、シンガポールGPを振り返る「ある程度の期待を持って準備してきたが」

F1

F1

シンガポールGP

14 時間前

目指していた結果には届かなかった……ホンダF1折原エンジニア、シンガポールGPを振り返る「ある程度の期待を持って準備してきたが」



最強フェルスタッペン降臨! 全周リードでシンガポール初制覇。アントネッリ3位で初王座に王手!|F1シンガポールGP決勝

F1

F1

シンガポールGP

17 時間前

最強フェルスタッペン降臨! 全周リードでシンガポール初制覇。アントネッリ3位で初王座に王手!|F1シンガポールGP決勝

More from

アストンマーティン



ホンダF1、シンガポールGPの2日目は望んでいた結果に届かず……折原エンジニア「それでもパッケージへの理解が深まった」

F1

F1

シンガポールGP

1 日前

ホンダF1、シンガポールGPの2日目は望んでいた結果に届かず……折原エンジニア「それでもパッケージへの理解が深まった」



アロンソ、自信のアタックもスプリント予選15番手に落胆「ダウンフォースとパワーが足りない」|F1シンガポールGP

F1

F1

シンガポールGP

2 日前

アロンソ、自信のアタックもスプリント予選15番手に落胆「ダウンフォースとパワーが足りない」|F1シンガポールGP



”バグ”への対処はどうするべきだった? アストンマーティン”内”ですら分かれる見解……それほどまでに奇妙な出来事

F1

F1

バーレーンGP

3 日前

”バグ”への対処はどうするべきだった? アストンマーティン”内”ですら分かれる見解……それほどまでに奇妙な出来事

最新ニュース



ルクレール、スタート直後の攻防でリスク冒さず「そうしなかったら壁に突っ込んでいただろう」

F1

F1 F1

シンガポールGP

54 分前

ルクレール、スタート直後の攻防でリスク冒さず「そうしなかったら壁に突っ込んでいただろう」



メルセデスのウルフ代表、連勝レッドブル&フェルスタッペン賞賛「脱帽するしかない」自チームはアップデートで悩みも

F1

F1 F1

シンガポールGP

4 時間前

メルセデスのウルフ代表、連勝レッドブル&フェルスタッペン賞賛「脱帽するしかない」自チームはアップデートで悩みも



TEAM IMPUL、ザック・オサリバンのスーパーフォーミュラ最終ラウンド欠場を発表。代役はトヨタ育成の鈴木斗輝哉

スーパーフォーミュラ

SF スーパーフォーミュラ 4 時間前

TEAM IMPUL、ザック・オサリバンのスーパーフォーミュラ最終ラウンド欠場を発表。代役はトヨタ育成の鈴木斗輝哉



ベッツェッキ、インドネシアGP勝利も満足できず「勝利よりも敗北に近い」

MotoGP

MGP MotoGP

インドネシアGP

4 時間前

ベッツェッキ、インドネシアGP勝利も満足できず「勝利よりも敗北に近い」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録