いよいよ来週だ! チケットほぼ完売……今年のF1日本GPはどんなイベントに? 鈴鹿サーキットに訊く
今年のF1日本GPはどんなイベントになるのか? 観戦に訪れるファンが楽しめる/快適に過ごせる環境は? 鈴鹿サーキットの担当者に尋ねた。
Fans
写真:: Peter Fox
2026年のF1も開幕2戦があっという間に終わり、気づけばもう来週には鈴鹿サーキットにF1サーカスがやってくる。日本GPである。今年は春開催になって3年目……長らく秋に開催されていたこともあり、まだ慣れないという方も多いのではなかろうか?
さて今年のF1日本GPは、観戦チケットの多くが発売直後に売り切れとなり、例年にない注目を集めていると言える。では今年の日本GPは、イベントとしてどんなモノになるのか? 鈴鹿サーキットに話を聞いた。
近年の日本GPの観戦チケットは、開催直前にはほぼ売り切れとなるなど、好調な推移を見せていた。しかし今年は前述のように、発売開始と同時に指定席券はほぼ完売。1席10万円を超えるようなチケットが、文字通り飛ぶように売れてしまった。まるでかつてのF1ブーム期を思い起こさせるような展開である。
「Netflix(Drive to Survive/邦題:栄光のグランプリ)や映画(『F1/エフワン』
)の影響による世界的なF1人気の高まりと、レギュレーション改定などによる注目度の高さを追い風にしつつ、鈴鹿サーキットとしても東京でのプロモーションイベントの開催や観戦環境の向上など、新規ファン層の拡大に取り組んできたことが実を結びつつあると感じています」
鈴鹿サーキットに尋ねると、そう回答があった。
「特に首都圏・若年層のファンが増えていることを実感しています」
世界中でF1人気が高まる昨今。特に若年層・女性のファンが増えていると伝えられてきた。一方日本では、比較的年齢層が高めで推移してきたが、今年は若年化が進んでいるようだ。
しかし日本GP開催中の鈴鹿サーキットは混む。飲食販売ブースやお手洗いには長蛇の列ができるというのが常だ。初めてF1観戦に訪れる人たちにとっては、極めて高いハードルとなろう。
鈴鹿サーキットとしては、観戦環境の快適さを高めるべく、様々な施策を今年の開催に向けて講じてきている。
「初めて観戦されるお客様が多く訪れるであろう西エリアを中心に、イベントスペースの拡大や、音響システムのアップグレード、路面舗装や座って観戦しやすい環境整備などを進めています」
「FANZONEの拡大や環境向上、エンターテインメント性の向上にも取り組んでいます」
これまで西エリア席に至る導線は、未舗装の部分が多かった。しかし今年は舗装路面を拡大。さらに観戦エリアの環境も改善しているという。また、ブースなどが集まるFANZONEも拡大。メインのFANZONEがグランドスタンド裏(GPスクエア)であるのはこれまでと変わらないが、スプーンカーブ付近に設けられる「WEST FANZONE」の充実化が図られ、さらにはサーキットのランドマーク的存在の観覧車付近に新しいFANZONE『FERRIS WHEEL FANZONE』が設けられる。GPスクエアまで足を伸ばさずとも、様々なエンターテインメントを楽しめるようになるわけだ。
またアクセスも、初心者にとっては大変難しいはずだが、この充実化も進めたと、鈴鹿サーキットは言う。
「予約制ツアーバスの発着地点を14か所から22か所へ、台数は前年の1.3倍に増やしました」
「また乗り合いタクシーは対象を往路にも拡大するとともに、復路は名古屋方面を追加しキャパシティ拡大に取り組んでいます」
アクセス方法に関しては、鈴鹿サーキットのホームページに多数掲載されている。まだどうやってアクセスするのか決定しきれていない皆様におかれましては、チェックしてみることをおすすめしたい。
また各種公共交通機関の待ち時間や場内施設の混雑状況を、LINEの公式アカウント「F1 Japanese GP」やWEBサイトを通じて配信されるという。これもぜひご活用いただきたい。
さて驚きだったのは、F1決勝前の国歌演奏を、YOSHIKIが担当することだ。なぜこの人選になったのか?
「日本ならではのセレモニー実施を通して、日本グランプリのプレゼンスを高めたいとの思いがありました。その中で、日本のみならず世界中から注目が集まる決勝当日のイベントにふさわしい方として、世界を舞台に活躍されている日本を代表するアーティストであるYOSHIKIさんに快諾いただき、このたびの国歌演奏が実現しました」
「YOSHIKIさんによる国歌演奏だけではなく、アバンギャルディの一糸乱れぬパフォーマンスなど、日本グランプリのスタートに相応しいセレモニーにご期待いただきたいです」
また鈴鹿サーキットの担当者は、今年のF1日本GPを観戦に訪れる方々に対して、次のようにメッセージを送った。
「今年の日本GPは、新しいマシンによる新たなレース展開、そしてYOSHIKIさんやアバンギャルディによる象徴的なセレモニーなど、これまでにない特別な体験と鈴鹿ならではの熱気をお楽しみいただきたいです」
F1日本GPは、3月27日(金)から29日(日)までの開催。まだ西エリア席のチケットが少数残っているようだし、指定席に関してもごく僅かだがリセールが出ている。
どんなレース、どんなイベントになるだろうか? テレビや配信でご覧になる方がレースを楽しんでいただくのはもちろんだが、サーキットに訪れる人たちにとって充実した3日間になることをお祈りしたい。そして好天に恵まれますように。
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。