【F1】3位のリカルド「ここでの表彰台は、前の優勝よりも重要だった」
リカルドは、オーストリアで表彰台を獲得したことは、バクーで優勝したことよりも重要だったと話した。








レッドブルのダニエル・リカルドは、レッドブルは今回のレースで"本当のペース"を示すことができたと考えており、このことは、様々な出来事に助けられたアゼルバイジャンでの優勝よりも大切なことだと語った。
リカルドは、レース終盤背後に迫るルイス・ハミルトン(メルセデス)からポジションを守りきり、優勝したバルテリ・ボッタス(メルセデス)から6秒遅れの3位でフィニッシュ。5戦連続の表彰台を獲得した。
最初のスティントでキミ・ライコネン(フェラーリ)を交わしたリカルドは、レースの大半でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を視界にとらえていた。
前戦バクーでは、ベッテルがペナルティを科され、ハミルトンが緩んだヘッドレストを交換するためにピットインを強いられたことにも助けられ、リカルドは今シーズン初優勝を飾ることができた。
彼は、レッドブルリンクで前を走るドライバーたちと互角の勝負をできたのは、バクーで今シーズン初優勝を挙げたことよりも重要だったと話した。
「たぶん、今日の結果には最高に満足できると思う」
「誤解しないでほしい。もちろんフィニッシュラインを通過した時は、ポディウムを獲得できたのだと安心した。でも今日のレースで最高に嬉しかったのは、僕たちはホンモノのペースがあるとわかったことだった」
「確かにバクーでは優勝したけど、レースではいろいろなことが起きた。今日は、僕たちに有利ではないサーキットで表彰台を獲得できたんだ。今日のマシンは、僕の求めたもの全てを持っていた」
またリカルドは、ターン3で小さなミスを犯したせいで、ターン4に向かう時点でハミルトンから追撃を受けることになり、ラスト2周は彼からポジションを守らなければいけなかったと語った。
「最後の2周は、僕はターン1の出口でベストなラインを走れなかったけど、彼はそれができていたので、ターン3ではポジションを守らなければならなかった。彼がDRSを使えることもわかっていたので、ターン4でもポジションを守る必要があった」
「差はとても縮まったけど、自分が限界だと思う場所でブレーキを踏んで、彼を前に出さずに済んだ」
一方ハミルトンは、リカルドのペースは"素晴らしい"ものであり、明らかにレッドブルは改善してきていると話した。
「彼を追い詰めていたけど、大幅に近づくことはできなかった」
「最後に彼はミスを犯したので、それでウインドウが開いたんだ」
「もし彼らが予選でこのペースを発揮することができたら、残りのレースは面白くなると思う。僕たちと勝負する3番目のチームが現れたね」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ダニエル リカルド |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Scott Mitchell |