【F1】9戦8入賞。安定感抜群のオコンに「驚く」フォースインディア
フォースインディアのCOOであるオットマー・サフナウアーは、エステバン・オコンの活躍を”嬉しい驚き”と表現する。










エステバン・オコンは、昨年のベルギーGPで、リオ・ハリヤントを置き換える形で、マノーからF1デビューを果たした。
今年はフォースインディアのシートを射止め、オコンはF1へのフル参戦を開始。その初戦となる開幕戦オーストラリアGPで初入賞を果たすと、スペインGPまで5戦連続入賞を果たした。モナコでは一旦入賞を逃したものの、その後は再び入賞を続けている。
フォースインディアのCOOであるオットマー・サフナウアーは、オコンの活躍はチームの予想を超えていたと認める。
「我々が驚いたかって? 多分、嬉しい驚きだね。完全にというわけではないけど」
そうサフナウアーは語った。
「我々は、彼にこういう能力があると思っていたからこそ、彼を選んだんだ」
「多分、そういうことをすぐに成し遂げたということは、驚きだったと言えるだろうね。彼は学ぶのが早くて、そしてチームに素早く溶け込んだ。しかし、まだ必要なことがある」
オコンの活躍もあり、フォースインディアはオーストリアGP終了時点でコンストラクターズランキング4位に位置しており、5位のウイリアムズに49ポイントの差をつけている。
サフナウアーは、ふたりのドライバーがポイントを稼ぐことができなかったら、中団争いで”困った”状況に陥っていた可能性を認めた。
「彼は非常に安定しており、まさに我々が望んでいたものだ」
そうサフナウアーは語った。
「中団グループでは、コンスタントにポイントを稼ぐふたりのドライバーが必要なんだ」
「エステバンと彼のエンジニアリングチームのおかげで、我々はそれを成し遂げている。彼はどんどん良くなってきている。コース上のパフォーマンスだけでなく、我々は彼がどのように働いているかを知っているが、それは非常に重要なことだ」
昨年のベルギーGPでデビューしたオコンは、今季ここまで開催されたグランプリのほとんどは、ジュニアカテゴリー時代に走ったことのあるコースもあったとはいえ、F1では初体験の場所ばかりだった。しかしサマーブレイクが明ければ、すでに昨年経験済みのコースが続く。本人も、経験を積み重ねたことで、より多くのことを成し遂げられること期待しているようだ。
「すでに知っているコースだと、それは大きな違いになるんだ」
そうオコンはmotorsport.comに対して語った。
「全く違った形で、週末を組み立てていくことができる」
「バルセロナでは、僕は良いペースを持っていた。そして僕の最高成績(7位)を残すことができた。そしてここ(レッドブルリンク)はすでに知っているコースだったから、とても快適に感じることができた」
「それが違いを生むことを願っている。僕は経験を積んだから、そうなると思うんだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | エステバン オコン |
チーム | フォースインディア |
執筆者 | Scott Mitchell |