悪天候に対処せよ……スパの悲劇を教訓に、F1週末のスケジュール変更”柔軟化”を検討

FIAのF1レースディレクターであるマイケル・マシは、悪天候が予想されるグランプリの週末のスケジュールを、より柔軟に変更できるようにすべく、話し合いが行なわれていると明かした。

悪天候に対処せよ……スパの悲劇を教訓に、F1週末のスケジュール変更”柔軟化”を検討

 F1のレースディレクターであるマイケル・マシによれば、グランプリを開催する週末に悪天候が予想される場合は、それに応じてより柔軟にスケジュールを調整できるよう、話し合いが進められているという。

 2021年のF1ベルギーGPは、決勝日が悪天候に見舞われたため、決勝レースはセーフティカー先導で3周走っただけで終了。最終結果は、1周目が終了した時点の順位ということになった。

 この例をきっかけに、F1では悪天候に対応してスケジュールをより柔軟に変更できるようにするため、話し合いが進めているという。

 F1の収益の中でも、特に重要だとされるのが、各国の放映権料だ。その中でも特にテレビでの生中継は、前後にも他の番組がプログラムされているため、急遽変更するのは容易ではない。そのため、レースの開催スケジュールを変更するのも、それに伴って簡単ではないと言われてきた。

 週末のスケジュールを変更しにくいのは、この放映権料の影響によるものなのか? そう尋ねられたマシは、次のように説明した。

「テレビのスケジュールには、それほど依存しているわけではない。これについては、今後数週間の間に話し合う予定だ」

 そうマシは語った。

「スパの後、FIA、F1、F1に参戦する10チームの間で、話し合う必要がある戦略的な項目がたくさんあると申し上げてきた。スケジュールの件も、ストラテジー・グループの会議で議題に挙げるべきひとつになるだろう」

「これらの議論は積極的に行なわれている。最終的にどんな結論に辿り着くか、それを見ていかなければならない」

 ただ一方で、ベルギーと同じように悪天候が予想されたロシアGPの週末には、F3のレースを1日前倒しすることができた。

 ロシアGPの週末は、土曜日が大雨となる予報だった。そのため当初土曜日に予定されていたF3の2レースのうち、1レースを金曜日に前倒しして開催することになった。実際土曜日には午前中を中心に大雨が降り、F1のフリー走行3回目は中止に。週末の間に3レースずつ予定されていたF2とF3のレースは、それぞれ2レースずつしか実施できなかった。

 マシ曰く、F3のレース1が金曜日に変更されたことは、ベルギーでの反省によるモノではないと主張した。

「そういうことはまったくない」

 そうマシは語った。

「土曜日を見返してみよう。その日の早い時間には、レースもできそうに見えた。そのため、F2マシンはピットレーンに準備されたんだ」

「でも、結局実施できる可能性は減少した。我々は常に、セッションごとに判断していくという原則に従って行動してきた。これが、今回我々が行なったことだ。F3に関しては金曜日に変更されたが、コンディションはそうすべきように見えた」

「おそらく、大袈裟に見えた要因は、それが選手権の最後のラウンドだったということだった。そして、プログラムに適合させることができた。こういう全ての要素を、考慮に入れる必要がある。スパの時は確かに、そういう考慮はされていなかった」

 

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