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より多くの才能にチャンスを! F1が進める奨学金制度や実習プログラムの詳細が明らかに

F1は業界全体の多様性を向上させるために、マイノリティの人たちを対象とした奨学金、インターンシップ、実習プログラムを実施する計画を明らかにした。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B, Lewis Hamilton, Mercedes W12, Valtteri Bottas, Mercedes W12, Sergio Perez, Red Bull Racing RB16B,Carlos Sainz Jr., Ferrari SF21 , and the rest of the field at the start

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 F1はこの度、より多様な学生を受け入れるための奨学金制度やインターンシップ制度、実習プログラムを計画していることを発表した。

 F1は2020年より、世界的な差別をなくすために”We Race As One”と銘打った運動を行なってきた。同年6月には様々なバックグラウンドを持つ学生の学費を支援するための基金を設立し、当時のCEOであるチェイス・キャリーが個人的に100万ドル(約1億1051万円)の寄付を行なっていた。

 最近ではモータースポーツにおける多様性向上がさらに声高に叫ばれるようになっており、メルセデスのルイス・ハミルトンは自らが立ち上げた『ハミルトン委員会』による調査結果を発表。F1で働く人たちの内、黒人はわずか1%しかいないとして、これを是正するための提言をしていた。

 F1は今年3月にも、奨学金プログラムを通じてより多くのチャンスを人々に提供する計画について発表していたが、今回は具体的にどのような措置を講じていくかなどの詳細が明らかにされた。

 “F1エンジニア奨学金”は「マイノリティ、女性、恵まれない環境にある人たち」を対象に10人に与えられる予定で、学費と生活費が全額支給される。

 またF1に参戦する10チーム全てが、奨学生に就業体験の機会を提供することに同意している。提携大学はイギリスからイタリアにまたがっており、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学などがその名を連ねている。

 “F1実習プログラム”では、「2021年に、マイノリティから2名、長期実習生を組織に配置する」としている。実習は9月からスタートし、機械工学に重点が置かれることになる。

 最後の“F1インターンシップ・プログラム”では、マイノリティから6人のインターン生が、今季のF1で短期、長期の実習を組み合わせながら何らかの仕事に就くことになる。その内ふたりは既にチームに配属されており、モータースポーツチームとマーケティングチームでそれぞれ働いている。

 F1の声明によると、残りの4名に関しては、多様性と包括性の向上を目指す複数のパートナーによって、今後数週間の内に採用が行なわれるようだ。

 F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは次のようにコメントした。

「F1は世界中にファンを持つグローバルなスポーツだ」

「我々は、我々のファン層と同じように多様でありたいと思っている。だからこそ、マイノリティの中で才能ある人々が最高の機会を得て素晴らしいキャリアを築けるよう、行動を起こしているのだ」

「奨学生、実習生、インターン生がF1で夢を実現する機会を得られることを発表でき、嬉しく思う。そして彼らには素晴らしい未来が待っていると信じている。特に、奨学金を出すにあたっての資金源となっているチェイスの多大な寄付には感謝したい」

「#We Race As Oneというプラットフォームは、真の変化をもたらすという我々の決意、そして我々の住む世界にポジティブな貢献をしなければならないという認識の表れである。全てのチームがこの活動に賛同しており、ハミルトン委員会の活動も、F1全体でこれらの問題に取り組んでいくという姿勢を示している」

「我々が重点を置いているのは多様性、包括性、持続可能性、コミュニティであり、より多様性に富み、持続可能で、我々の訪れる国にポジティブな影響を与え続けるための計画を推進していく」

「我々はこれらの課題について、前進していかなければならないことを自覚しており、F1で全体が一致団結してこの問題に取り組んでいく」

 

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