アクティブエアロ禁止ってことは、作動装置もいらない! アウディ、モナコでシンプルなフロントウイングを持ち込み……空気抵抗を低減
モナコGPではアクティブエアロが採用されないことから、ウイングのアクチュエータを外すチームが見受けられた。
Dettaglio tecnico Audi RS-26
写真:: AG Galli
今週末に開催を控えるF1第6戦モナコGP。そこでアウディは、フロントウイングからアクティブエアロの制御機構(アクチュエータ)を外してきた。
カレンダーの中で最も低速なモナコでは、ダウンフォースの最大化が重要となる。今週末のレースウィーク開始に先駆けてピットレーンで撮影された写真を見ると、アウディR26のフロントウイングには、カーボン製の大きなカバーで覆われていたアクティブエアロのアクチュエータがない。その代わりに、シンプルなアタッチメントでメインプレーンとフラップを接続している。これは、モナコGPでアクティブエアロの使用が禁止されたことに関係している。
今季からの新機能であるアクティブエアロは、ストレート走行中に前後ウイングのフラップを動かすことで空気抵抗を減らすことができる。ただ、これをモナコで発動させてしまうと、エスケープロードの狭いトンネル出口→ヌーベルシケインの区間で速度が上がりすぎるという安全上の懸念もあった。そこでFIAは、今回のレースでアクティブエアロの使用を許可しないことに決定したのだ。
アクチュエータがついた通常のフロントウイング
写真: Getty Images
そこで、スイスのヒンウィルで開発を行なうアウディの技術陣は、アクチュエータを取り除くことで空力的なアドバンテージを得ることを狙った。アクチュエータがあった場所には小さなくぼみが確認できるが、大きな構造物がなくなったことは当然ながら空気抵抗の低減につながる上、後方へ流れる空気が乱れにくくなり、結果的にダウンフォースが増加することも期待できる。
マッティア・ビノット代表が率いるアウディは、このモナコGPに大きな期待を寄せている。ジェームス・キーが手掛けたR26は、自社製のパワーユニットこそ後れを取っているものの、シャシー性能の高さにはチームも自信を持っている。特にR26は低速コーナーに適しており、パワーユニットの重要性も相対的に低くなるモナコでは高いパフォーマンスを発揮できるかもしれない。
なお、ここまでアウディは開幕戦オーストラリアGPでガブリエル・ボルトレトが記録した9位が唯一の入賞となっており、コンストラクターズランキングでは9番手となっている。
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