【F1】BP/カストロールと契約したルノー「今年オイルが違いを生む」
ルノーは、燃料・潤滑油のサプライヤーであるBP/カストロールと契約し、トタルから切り替えることを発表した。
Jolyon Palmer, Renault Sport F1 Team RS16
XPB Images
ルノーは燃料・潤滑油のサプライヤーとしてBP/カストロールと契約したことを発表した。
ルノーとこれまで契約していた燃料メーカーのトタルとの関係は、昨年末から疑問視されていた。
BP/カストロールは、マクラーレンとも契約を結んでいるとみられているが、マクラーレンは未だ公式には発表を行っていない。マクラーレンが契約していたエクソン・モービルは、2017年からレッドブルと契約を交わしている。
ルノーのマネージングディレクターのシリル・アビデブールは、2017年のマシンはダウンフォースが増えると同時に空気抵抗も増えることから、パワーがより重要になってくるため、燃料サプライヤーの変更は競争力のアドバンテージを生む可能性があると考えている。
「2017年シーズンのF1は新しい空力のレギュレーションにより、パワーが重要になる」と彼は語った。
「したがって燃料と潤滑油は、パワーユニットに関するレギュレーションが導入された2014年よりも、パワーユニット全体の性能に大きな違いを生むようになるだろう」
「チームにBPとカストロールが加わることに非常に興奮しており、2017年の我々の新しいマシンと、それ以降の野望を達成するのに役立つだろうと確信している」
燃料サプライヤー間の競争
ルノーがBP/カストロールと契約したことにより、彼らは2つの燃料サプライヤーとともに働くことになる。前述した通り、ルノー製パワーユニットを供給しているレッドブルがエクソン・モービルと契約したからだ。
アビデブールは、このような分割的なアプローチを取ることで異なるサプライヤー間の競争を促進し、結果としてルノーが利益を得ることができると昨年末、motorsport.comに語った。
「理解するのが複雑すぎるので、私はシンプルな方が好きだ。だから、燃料サプライヤーはひとつの方が良い」と彼は語った。
「しかし、過去に分割的なアプローチを取ることで大成功を収めたエンジンサプライヤーは多い」
「2つの燃料サプライヤーを持つことで、競争が生まれインスピレーションを生み出す。様々なカスタマーチームを持つのと同じように。レッドブルはルノーにとってベンチマークであり、素晴らしいインスピレーションをもたらしてくれる」
「ベンチマークは必要だ。しかし、オペレーションの面で工夫する必要がある。我々はパートナーの知的財産権を守りたいし、それが公平だから」
「追加の心配事にはなるかもしれないが、成し遂げられないものではない」
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