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2021年F1マシンは既に昨年レベルに速い? ダウンフォース削減も関係なし

2021年のF1マシンは、スピードを落とすためにダウンフォースを削減するレギュレーションが導入されたものの、昨年と同じくらい速いだろうとピレリは考えている。

Pirelli tires on the Alfa Romeo Racing C41

Pirelli tires on the Alfa Romeo Racing C41

Steven Tee / Motorsport Images

 2021年のF1は、ダウンフォース削減のためのレギュレーション、そしてより高い負荷に耐えうる構造を備えた新タイヤが導入されたものの、昨年と同じくらい速いラップタイムを記録できるパフォーマンスが、既に備わっているようだ。

 タイヤへの負荷を軽減するため、ダウンフォースの10%削減を目指したレギュレーションが導入された今季のF1。このためリヤタイヤ前のフロアの面積が減り、その端に存在していた”穴”を設けることも禁止され、さらにリヤのブレーキダクトとディフューザー内のストレーキのサイズが小型化された。さらに負荷に耐えるべく、構造が強化されたタイヤも用意された。

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 これらにより、2021年のF1マシンはラップタイムが遅くなるものと考えられていた。しかし先週末バーレーンで行なわれたプレシーズンテストを見ると、各チームは失われたはずのダウンフォースを取り戻し、ラップタイムも2020年の水準にかなり近づいているのが分かる。

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンがテスト最終日に記録した1分28秒960という最速タイムは、昨年終盤に行なわれたバーレーンGPに当てはめると、フリー走行と同等のペースであり、さらに予選で言えば11番手に入るモノであった。

 ただフェルスタッペンのペースが、今のF1マシンの限界を示していたとは言い切れない。燃料を多めに積載し、パワーユニット(PU)の設定も異なっていた可能性もあるからだ。そう考えれば、2021年マシンからさらなるパフォーマンスが引き出されることになるかもしれない。

 ピレリの自動車レース部門を率いるマリオ・イゾラは、テストで得られたデータは、ラップタイムが2020年と同等になることを示していると語る。

「昨年との差は非常に、非常に、非常に小さい」

 そうイゾラは語る。

「昨年と比較して、ラップタイムを計算してみた。コースのコンディションが完璧ではなく、さらにダウンフォースが削減された。その上で燃料搭載量の補正すれば、昨年と比較してラップタイムやパフォーマンスの低下はほとんど見られないと思う」

 イゾラ曰く、各チームは失われたはずのダウンフォースを、すでに半分程度取り戻しているはずだという。

「ダウンフォースを10%程度削減するという当初の計画から考えれば、各チームはその対策を進め、すでに現時点でのダウンフォース削減量は4〜5%に留まっていると思う」

 マシンが予想以上に速いにもかかわらず、2021年仕様のピレリF1タイヤは、内圧の制限値を大幅に上げずとも、十分その負荷に耐えうるだけの堅牢性を持っていると、イゾラは自信を持っている。実際にバーレーンテストの2日目には、リヤの内圧が1.5Psi下げられている。

「チームが、シーズン開幕を前にして取り戻したダウンフォースの大きさには驚かない。なぜなら、彼らがそういう状況に非常にうまく対処できるということは分かっているからね」

 そうイゾラは語った。

「昨年、FIA、F1、そしてチームと共に、ふたつの方向性で作業をすることを決定できたことに満足している。ひとつはダウンフォースを減らすというもの。そしてもうひとつは、シーズン後半に直面する可能性のある負荷に対処できる構造のタイヤを用意するということだ」

「コロナ禍で難しい状況にも関わらず、我々は正しい決断を下し、並行して作業を進めることで、より堅牢なタイヤと、おそらく昨年と同じくらい速いマシンを手にした」

「新しい構造には自信を持っている。我々のテスト部門によれば、より耐性があるということだ。そのデータを信頼している。だからこそ、このタイヤを投入することを決めたのだ」

 

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