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消滅危ぶまれたフランスGPに光……モナコGPの未来に暗雲。F1 CEO、ニース市街地での開催案の存在明かす

F1のステファノ・ドメニカリCEOは、フランスGPの来季以降の開催契約を巡る交渉の中で、ポールリカール・サーキットではなくニース市街地でレースを行なう案があることを明かした。

Stefano Domenicali, CEO, Formula 1

写真:: Alexander Trienitz

 来季以降の開催契約が依然未知数な状況にあるポール・リカール・サーキットでのフランスGP。ローテーション制になるか、それともカレンダーから姿を消すかとその将来が不安視される中で、F1のステファノ・ドメニカリCEOは、フランス南東部の観光都市ニース市街地でのレース開催案の存在を明かした。

 このニュースによりポールリカールでのレース開催が”崖っぷち”に立たされるだけでなく、開催延長に向けていくつかの障害を抱えるモナコGPとの交渉において、F1がさらに優位に立つ可能性が出てきた。

 モナコGPは開催権料や国際放送のディレクション権限などの面で2023年以降の開催が危ぶまれている。そんな中、モナコからわずか13kmの観光地、ニースの市街地サーキットでフランスGPが開催されるとなれば、より多くのファンを集めることができるイベントとなるだろう。

 モナコGPを主催するモナコ自動車クラブ(ACM)にしてみれば、”目の上のたんこぶ”以外の何者でもない。

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 ドメニカリは、フランスのスポーツ新聞『L'Equipe』のインタビューで、ニースのF1招致について言及した。

「歴史的に、フランスはモータースポーツにおいて重要な国だ」と彼は記者に語った。

「君は知らないかもしれないが、グランプリを望んでいるニースとの間に素晴らしいプロジェクトがあるのだ。これは君たちの国の他の都市がF1に関心を寄せていることを意味するモノで、素晴らしいことだ」

「我々は申込書を確認して、慎重に検討するつもりだ。他のことについてもすぐに知らせることができるはず。私が今言えることは、7月下旬までには、君たちのグランプリの未来についてもっと知ることができるということだ」

Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT03

Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT03

Photo by: Red Bull Content Pool

 F1は伝統的なヨーロッパでのレースに加え、中東やアメリカなど新天地での開催を求めカレンダーを拡大している。

 2022年はロシアGPの中止により23戦から22戦に減少したものの、開催数はコンコルド協定で定められた上限の24戦に近づいている。そのためベルギーGPやフランスGPは、隔年でのローテーション制になる可能性がある。

 2023年はアメリカ3レース目となるラスベガスGPが11月に初開催を迎え、新型コロナウイルスの影響で2019年以来開催がなかった中国GPもシーズン終盤のフライアウェイラウンドに組み込まれる見込みだ。

 また、カナダGPに先立ち南アフリカを訪れたドメニカリは、キャラミ・サーキット関係者と会談を行なっており、2023年4月に南アフリカGPが復活することはほぼ決定路線だと言われている。

「来季のカレンダーは準備中だ」と彼はL'Equipeに語った。

「全30戦というのは合理的ではない。我々は23戦か24戦を維持することを望んでいる」

「そのために、需要に基づいて、ヨーロッパだけでなく他の国も含めてローテーション制で回すつもりだ」

「私は南アフリカから帰ってきたところだが、我々は世界選手権なのだ。現時点では、アフリカは(カレンダーに)居場所がないのだ。そこには変化が必要だ」

 治安や国家情勢という面から南アフリカとF1の関係性について尋ねられると、彼は次のように答えた。

「我々は(開催地付近でテロが発生した)サウジアラビアから離れることは考えていなかった。離れるのは政治として、スポーツとしても間違ったことだと思う。レース自体はシャルル(ルクレール/フェラーリ)とマックス(フェルスタッペン/レッドブル)の一騎打ちで素晴らしいモノになった」

「そしてF1には果たすべき役割があると思っている。F1は変化を促すことができる」

「サウジアラビアのスポーツ大臣は数週間のうちに進捗状況を方向し、我々はその情報をチームやドライバーと共有するつもりだ。あの国を離れてしまったら、(サウジアラビアの)孤立化が進む。古くからの文化を1年で変えることはできないのだ」

 
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