F1 ラスベガスGP

今年は飛びませんように……ラスベガスGP、マンホール/水道管の蓋を舗装&補強。昨年とばっちりのサインツも「安全が何よりの願い」

昨年は水道管の蓋が外れたことが波乱の元凶となったF1ラスベガスGPだが、今年のレースに向けては舗装や補強といった対策がとられたようだ。

Filip Cleeren

Filip Cleeren

公開日時: 2024/11/22 1:30

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Carlos Sainz, Ferrari SF-23, stops his car on circuit after damage from a manhole cover

写真:: Simon Galloway / Motorsport Images

 今年で2回目の開催となるF1ラスベガスGP。昨年の初開催時に問題となったバルブカバーの緩みについては、再発防止の対策がとられたという。

 ラスベガス・ストリップ・サーキットでの華やかなレースが注目されたラスベガスGPだが、昨年のレースウィーク初日には大きな問題が発生した。フリー走行1回目には、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)のマシンがメインストレート上にある水道管の蓋の上を通過した際に蓋が外れてしまい、マシンと接触してしまったのだ。

 これは蓋をカバーしていたコンクリートのフレームが壊れたことが原因。サインツJr.のマシンは甚大なダメージを受けたため、フェラーリは多額の修理代を支払う羽目になった。しかもこの影響で初日の走行が遅れに遅れ、FP2は観客を帰した後の深夜に空席の中で行なわれるという事態となった。

 motorsport.comの調べによると、F1とFIAはこのような事態を繰り返さないよう、6.2kmのサーキットにある多くのマンホール、ウォーターバルブカバーに対策を施したという。その結果、かなりの数のマンホールやそれに類する蓋が舗装された。

 このサーキットは主に公道を利用したストリートコースということもあり、サーキットが一般向けに開放された際には自治体が水道バルブなどの設備にアクセスできるようにする必要がある。そのため主催者としても、コースにある全ての蓋を舗装することはできなかったが、舗装されていないものに関しても補強工事が行なわれたという。またこの他にも、ピットレーンエントリーのウォールの位置が変更されるなどの微調整も行なわれた。

 昨年の事故の当事者であるサインツJr.はこの件について聞かれ、安全を何より願っているとコメントした。

「昨年のことがあるから、今年は全てが修正されていることを願っている。レース、そしてドライバーをはじめとしたみんなの安全のためにも良いことだからだ。それが何よりもの希望だ」

「でもレースは楽しみにしている。週末は寒いし、普段とは違うコースに、ローダウンフォース、ローグリップ……いつもとは違う多くの変数がある。去年のようにたくさんのチャレンジが待ち受けているだろうから、楽しみだね」

 またフェラーリのSF-24は低速コーナーやそこからのトラクション、そしてロングストレートに強い性質を持っていること、そしてマクラーレンに対して劣っているハイダウンフォースのコーナーがないことから、ラスベガスGPの優勝候補筆頭と目されている。

 しかしサインツJr.は、気温が低いことからタイヤへの熱入れに苦労している点が顕著に出てしまうかもしれないと語った。

「僕たちは今年、特にこのようなサーキットで速さを見せてきた。でもタイヤを替えたばかりのところ、予選や決勝でのアウトラップが弱いんだ」

「だからこのコースは理論上は相性が良いけど、気温という面では難題を突きつけられると認識している」

「昨年のレースを除けば、これほど気温が低い中でレースをしたことはない。僕たちはこの気温が潜在的に大きな弱点だと分かっている」

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」

次の記事 FIA、F1ラスベガスGPを前にプランクの摩耗を防ぐルールの抜け穴を技術指令で塞ぐ。一部チームに影響か

More from

Filip Cleeren



F1がルワンダと10年契約を締結! 最短で2030年にレース開催へ。アフリカ大陸での開催は1993年の南アフリカGP以来

F1

F1 6 日前

F1がルワンダと10年契約を締結! 最短で2030年にレース開催へ。アフリカ大陸での開催は1993年の南アフリカGP以来



マクラーレン代表、シンガポールGPスプリントでの同士討ちに憤慨「チームの利益以上に重要なことはない。奴らに改めてそれを伝える!」

F1

F1

シンガポールGP

8 日前

マクラーレン代表、シンガポールGPスプリントでの同士討ちに憤慨「チームの利益以上に重要なことはない。奴らに改めてそれを伝える!」



マクラーレン、シンガポールGPのスプリントで”最悪”同士討ち。撃墜ノリスにペナルティの可能性?「僕にはあそこに飛び込む権利があった」

F1

F1

シンガポールGP

9 日前

マクラーレン、シンガポールGPのスプリントで”最悪”同士討ち。撃墜ノリスにペナルティの可能性?「僕にはあそこに飛び込む権利があった」

More from

カルロス サインツ Jr.



今季初Q3進出のカルロス・サインツJr.、黄旗無視で痛恨の5グリッド降格ペナルティ。減速が不十分と判断

F1

F1

アゼルバイジャンGP

23 日前

今季初Q3進出のカルロス・サインツJr.、黄旗無視で痛恨の5グリッド降格ペナルティ。減速が不十分と判断



サインツJr.の現役生活は2040年まで続く? 同郷アロンソのような“長老”となることも辞さず「『もういい』と言う人の気持ちが分からない」

F1

F1

イタリアGP

1 ヵ月前

サインツJr.の現役生活は2040年まで続く? 同郷アロンソのような“長老”となることも辞さず「『もういい』と言う人の気持ちが分からない」



マドリンクが退屈なのは、サインツJr.のせい? ロズベルグ「アンバサダーなら責任はあるだろう」

F1

F1

スペインGP

1 ヵ月前

マドリンクが退屈なのは、サインツJr.のせい? ロズベルグ「アンバサダーなら責任はあるだろう」

More from

フェラーリ



連勝レッドブルは最強チームじゃない? フェラーリ代表語る「スタート直後の1コーナーをうまくやれていれば、我々が勝ったかもしれない」

F1

F1

シンガポールGP

5 日前

連勝レッドブルは最強チームじゃない? フェラーリ代表語る「スタート直後の1コーナーをうまくやれていれば、我々が勝ったかもしれない」



F1分析|フェルスタッペン、VSC中にピットストップしたかった? ”壊れかけのラジオ”越しの訴え。フェラーリは戦略失敗

F1

F1

シンガポールGP

7 日前

F1分析|フェルスタッペン、VSC中にピットストップしたかった? ”壊れかけのラジオ”越しの訴え。フェラーリは戦略失敗



ルクレール、スタート直後の攻防でリスク冒さず「そうしなかったら壁に突っ込んでいただろう」

F1

F1

シンガポールGP

7 日前

ルクレール、スタート直後の攻防でリスク冒さず「そうしなかったら壁に突っ込んでいただろう」

最新ニュース



平川亮、ハースF1のシート逃し落胆も諦めず。WECで実力をいかんなく発揮「これからも努力を続けて、自分に何ができるのかを見ていきたい」

WEC

WEC WEC

Barcelona

8 時間前

平川亮、ハースF1のシート逃し落胆も諦めず。WECで実力をいかんなく発揮「これからも努力を続けて、自分に何ができるのかを見ていきたい」



一体どこから来た!? “ほぼ最後尾”28番手から2位表彰台! 360号車RUNUPはいかにして特大ジャンプアップに成功したか

スーパーGT

SGT スーパーGT

第7戦:オートポリス

10 時間前

一体どこから来た!? “ほぼ最後尾”28番手から2位表彰台! 360号車RUNUPはいかにして特大ジャンプアップに成功したか



WSBK転向のモルビデリ……新天地での復活を期す「ドゥカティの信頼に感謝」ミシュランタイヤ経験が大きな武器に?

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

11 時間前

WSBK転向のモルビデリ……新天地での復活を期す「ドゥカティの信頼に感謝」ミシュランタイヤ経験が大きな武器に?



優勝STANLEY以外は厳しい結果に終わったホンダ勢。2回目のSCに泣いた16号車ARTA、複数のトラブルに見舞われた17号車Astemo

スーパーGT

SGT スーパーGT

第7戦:オートポリス

15 時間前

優勝STANLEY以外は厳しい結果に終わったホンダ勢。2回目のSCに泣いた16号車ARTA、複数のトラブルに見舞われた17号車Astemo

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録