F1、インテルラゴスとの5年契約締結を発表。レース名称は“サンパウロGP”に

F1は2021年から5年間に渡ってインテルラゴスでレースを開催することを発表。2021年のレースは“サンパウロGP”と名付けられることとなった。

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F1、インテルラゴスとの5年契約締結を発表。レース名称は“サンパウロGP”に

 F1は12月16日、ブラジルのインテルラゴス・サーキットと2021年から5年間のレース開催契約を結んだことを発表した。

 2019年までインテルラゴスで開催されていたF1ブラジルGPだが、2021年以降は新たなプロモーターの下で開催地をリオデジャネイロに移し、森林地帯に新サーキットを建設する計画があった。これらはブラジルのジャイール・ボルソナーロ大統領も支持していたが、建設のためには何千本もの木を伐採する必要があり、環境保全に力を入れている地域住民から圧力を受けた結果、2021年に向けた契約締結が間に合わない状況となった。そのためF1は、インテルラゴスでのレースを継続する方向に転換したのだ。

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 F1とインテルラゴスの契約については11月の時点でサンパウロ州知事が明らかにしていたが、F1は世界モータースポーツ評議会が2021年のレースカレンダーを承認したことを受けて、2021年からの5年契約を締結したことを16日に正式に発表した。また、これまで“ブラジルGP”として開催されてきたレース名称は“サンパウロGP”に変更されるようだ。

 F1のCEOであるチェイス・キャリーは次のようにコメントした。

「サンパウロ市が2025年までブラジルGPを開催することを発表でき嬉しく思う。そして新しいプロモーターと協力していくことを楽しみにしている」

「ブラジルはF1にとって非常に重要な市場であり、熱心なファンと長い歴史を持っている。ブラジルでのレースはF1ファン、ドライバー、パートナーにとってハイライトとなるものであり、2021年から5年間、インテルラゴスでファンにエキサイティングなレースを提供できることが楽しみだ」

 このグランプリの新たなプロモーターとなるブラジル・モータースポーツは、アブダビに拠点を置く投資会社ムバダラの支援を受ける予定で、同社のアラン・アドラーをF1事業の責任者に任命した。

 サンパウロ市長のブルーノ・コバスは次のように語った。

「世界のモータースポーツ界で最も重要なイベントのひとつであるインテルラゴスでのレース開催を継続することを発表でき、大変嬉しく思っている」

「我々はこの街でレースを開催するために多大な努力をしてきた。サンパウロ市には観光客のための強固なインフラがあり、公共の安全性も高く、一流のサービスを提供している」

「グランプリを開催することは、市を世界にアピールするだけでなく、雇用創出や所得創出などに重要な貢献をすると信じている。我々はサンパウロGPに1レアル(約20円)投資するたび、5.2レアル(約106円)が地域経済に還元されるという調査結果も確認している」

 ブラジルGPからサンパウロGPへの名称変更は、地方自治体がこのイベントにいかに力を入れているかを反映したものだと言える。最終的にキャンセルとなってしまった2020年のメキシコGPも、メキシコシティGPに改称される計画があった。なお、2020年シーズンはコロナ禍で変則的なシーズンとなったため、同じサーキットでの連戦や1ヵ国での複数開催が続出。その結果、シュタイアーマルクGPやトスカーナGPなど、地域名を入れたグランプリが多く見られることとなった。

 

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シリーズ F1
執筆者 Luke Smith