“超高速”サクヒールGPはオーバーテイク合戦にはならない? サインツJr.らが冷静な分析

F1ドライバーや関係者たちは、F1サクヒールGPがオーバーテイクの連発する混沌としたレースになるのではという見方を否定しており、一部のファンが期待しているような展開にはならないだろうと考えている。

“超高速”サクヒールGPはオーバーテイク合戦にはならない? サインツJr.らが冷静な分析

 F1サクヒールGPは、バーレーン・インターナショナル・サーキットの外周部分を使用した“アウター・サーキット”で行なわれる。コースの大半がストレートという奇異なレイアウトのため、決勝ではオーバーテイク合戦が繰り広げられるのではないかと期待されていたが、ドライバーたちは予選までを終えて、追い抜きがそれほど簡単ではないと感じているようだ。

 マクラーレンのカルロス・サインツJr.は、通常レイアウトでも使用されているストレート区間であれば追い抜くことは不可能ではないと考えているが、高速コーナーとシケインが組み合わさったテクニカルなコース中間部分で車両同士の間隔が広がるため、一筋縄ではいかないだろう語った。

「みんなが思っているほど簡単にはオーバーテイクできないだろう」

「エキサイティングなF2を見たと思うけど、F2のレースは毎回エキサイティングだからね」

「セクター2にはシケインがあるから、前のマシンについていくのは難しいと思う。だから、コースレイアウトの割には簡単にオーバーテイクできないだろう」

 また今回のレースで重要な要素となるのは、マシンのダメージによる影響だ。前述の中間区間には高い縁石がいくつか存在するため、そこに乗ってしまうとバージボードやフロア、ドライブシャフトが壊れてしまう可能性がある。

 サインツJr.のチームメイトであるランド・ノリスは、そういった区間を87周もすることは物事を面白くするのではないかと語った。

「ターン7、8、9にかけての縁石はとてもアグレッシブだ」とノリス。

「変な角度であそこに当たったりしてしまうと、マシンにダメージを与えてしまう可能性がある」

「そういった区間は他のサーキットにもあるから、他の週末とそんなに変わらないと思う。でも周回数が多いということは、普通のサーキットで1周する間に2周するようなものなんだ」

「色々気を付けないといけないことがあるし、ポイントを獲るために最後まで(コースに)留まれるようにしないといけない」

 今季初ポイントが欲しいウイリアムズにとっては、不確定要素の多い混沌としたレースは大歓迎といったところだろう。しかしながら、チームの車両パフォーマンス責任者を務めるデイブ・ロブソンは、レースが常軌を逸した展開となることには懐疑的だ。

「リタイアが多いカオスなレースは我々の味方になり得るので、そうなることを期待している」

 そうロブソンは語った。

「レースは面白くなる可能性がある。集団がかなり接近してタイトになるだろうから、何かアクシデントが起きればいつも以上に多くのマシンに影響が出るかもしれない」

「(タイヤの)摩耗に関しては興味深い。数年前にこれら(アウターサーキット)のコーナーに行ったことがあるのでバンビーなことは知っていたが、今でもそうだった。そしてターン7とターン8では縁石が大きく、通常とは少し異なる形状をしている」

「で、混沌としたレースになるのかって? 悲しいかな、いつも通りのレースになると思う。でも祈っているよ!」

「最悪なのは、上位陣がすぐに我々に追い付いて早くからブルーフラッグに対応しなければならなくなることだ。そうでなければ、あとは普通のレースになると思う」

 

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シリーズ F1
イベント サクヒールGP
執筆者 Jonathan Noble