F1 エミリア・ロマーニャGP

F1のペナルティポイントって「冗談みたい」……その基準の見直しを求める声。元”ペナルティ王者”ペレスとサージェントの主張

複数のF1ドライバーは、現在のF1のペナルティポイントは”冗談”のようなモノであり、見直しが必要であると主張する。

Ewan Gale Ronald Vording

公開日時: 2024/05/15 22:07

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Sergio Perez, Red Bull Racing

 レッドブルのセルジオ・ペレスとウイリアムズのローガン・サージェントは、現在のF1におけるペナルティポイントシステムの見直しを求めている。彼らは、現行のシステムは”冗談”のようなモノである、現状に沿っていないと考えているのだ。

 現在のF1では、レーススチュワードがインシデントに関する裁定を下し、競技上のペナルティ(タイム加算やドライブスルーペナルティなど)と共に、当該ドライバーに対してペナルティポイントを付与する。このペナルティポイントが12ヵ月の間に累積で12となると、そのドライバーは自動的に出場停止に。また、ペナルティポイントは付与から12ヵ月が経過すると、自動的に消滅することとなる。

 最近では、ハースのケビン・マグヌッセンが今季開幕から相次いでペナルティポイントを科され、僅か5戦でペナルティポイントの累積が10に。出場停止まであと2ポイントという、危機的状況に陥っている。

 ただ様々な種類のペナルティがポイント対象となることについて、ドライバーの間では懸念も高まっている。

 サージェントはF1中国GPの際に、セーフティカー走行中の手順に違反があったとして、ペナルティポイント2を科された。セーフティカー出動が宣言された時、サージェントはメインストレートを走っていた。しかしそのタイミングで、ハースのニコ・ヒュルケンベルグがピットアウト……ピットレーン出口で、両者が横並びになるような状況となり、結局サージェントが前に立った。

 しかしスチュワードは、ピットレーン出口の先にあるセーフティカーライン2の通過時点では、ヒュルケンベルグが前にいたと判断。そのためサージェントは、セーフティカー走行中に他車をオーバーテイクしたとの裁定が下されたのだ。

 ただこれは、外から見ても判断するのは非常に難しい状況。乗っているドライバーとしても、自分が前なのか、あるいは後ろなのかは、判断できなかっただろう。

「(中国での)僕の件は、非常にフラストレーションが溜まる状況だったと思う」

 そうサージェントは語った。

「ペナルティは別問題だ。でもペナルティポイントをもらうというのは、ちょっとした冗談のように感じたね。だって、その週末にはもっと酷いことも起きていたのに、それはただ叱責されるだけだったんだから」

「予選の時、僕の前でスピードを落とした人がいた。大クラッシュしそうだったけど、なんとか何事もなく済んだ。でも、僕が他の人と同時に(セーフティカー)ラインを越えて、それが見えなかっただけで2ポイントももらってしまう。あまり良い方向性ではないと思う」

 なお現時点ではマグヌッセンは多くのペナルティポイントを科されているが、それ以前にもっとも多くのペナルティポイントを手にしていたのはペレスだった。ペレスの現時点での累積ペナルティポイントは8。今年の9月にようやく1ポイントが消滅する予定だ。

 これについてペレスは、次のように語った。

「既にペナルティが科され、その代償をしっかりと払っていることもあると思う。そして、ペナルティポイントが加算される事例が増えていることを考えると、それは間違いなく見直すべきモノだ」

「あらゆるインシデントで、各ドライバーが手にしたポイントを見ていくと、おそらく過剰なモノもたくさんある。しかし、ルールが存在するのも事実だ」

「しかし将来的には、それが見直されることを願っている」

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 自宅から20分でグランプリ。角田裕毅、“第2の母国戦”イモラは不思議な感覚? 昨年は洪水被害で中止

次の記事 「まだやり残したことが沢山ある」マグヌッセン、ハースF1残留の意向示す。次期チームメイトに求める条件は“分別”?

More from

Ewan Gale



クリスチャン・ホーナー、レッドブル製パワーユニット開発体制構築を語る……メルセデスから重要人物を大量雇用。キーワードは「チームB」

F1

F1

シンガポールGP

3 日前

クリスチャン・ホーナー、レッドブル製パワーユニット開発体制構築を語る……メルセデスから重要人物を大量雇用。キーワードは「チームB」



フェラーリの“積極アップデート”、正反対な戦略のアストンマーティンにはどう映る?「もしやるなら、かなり前から計画しないとね」

F1

F1 3 ヵ月前

フェラーリの“積極アップデート”、正反対な戦略のアストンマーティンにはどう映る?「もしやるなら、かなり前から計画しないとね」



ハミルトン「順位落ちると分かってたら、タイヤ交換しなかった」母国戦はストレスいっぱいのレースに

F1

F1

イギリスGP

3 ヵ月前

ハミルトン「順位落ちると分かってたら、タイヤ交換しなかった」母国戦はストレスいっぱいのレースに

More from

ローガン サージェント



元ウイリアムズのローガン・サージェント、長年のパートナーとの婚約を発表

F1

F1

Hungaroring Pirelli test

2 ヵ月前

元ウイリアムズのローガン・サージェント、長年のパートナーとの婚約を発表



こっちのフォードも動き出した! WECハイパーカーのドライバーにサージェントを指名。エンジン開発はF1のレッドブル・パワートレインズと連携

WEC

WEC 9 ヵ月前

こっちのフォードも動き出した! WECハイパーカーのドライバーにサージェントを指名。エンジン開発はF1のレッドブル・パワートレインズと連携



元F1ドライバーのサージェント、WEC挑戦視野でのELMS参戦を取りやめ「さらなる関心を追求するため、このスポーツから離れる」

European Le Mans

European Le Mans 2025/02/22

元F1ドライバーのサージェント、WEC挑戦視野でのELMS参戦を取りやめ「さらなる関心を追求するため、このスポーツから離れる」

More from

レッドブル



まともに走れない! ハジャーはアメリカGP初日に苦戦。しかしフェルスタッペンの好調が自信に?「もう一方のマシンでうまくやれているならね」

F1

F1

アメリカGP

12 時間前

まともに走れない! ハジャーはアメリカGP初日に苦戦。しかしフェルスタッペンの好調が自信に?「もう一方のマシンでうまくやれているならね」



レッドブル製PU、参戦1年目で勝利を掴む。元代表ホーナーは株主から感謝の電話があったと明かす「心から誇りに思っている」

F1

F1

アメリカGP

14 時間前

レッドブル製PU、参戦1年目で勝利を掴む。元代表ホーナーは株主から感謝の電話があったと明かす「心から誇りに思っている」



フェルスタッペン、COTAの”冗談では済まない”路面に本気の警告「手に負えない状態になりつつある」

F1

F1

アメリカGP

1 日前

フェルスタッペン、COTAの”冗談では済まない”路面に本気の警告「手に負えない状態になりつつある」

最新ニュース



アントネッリ、PP獲得で史上最年少チャンピオンに向け王手! フェルスタッペンが2番手|F1アメリカGP予選

F1

F1 F1

アメリカGP

51 分前

アントネッリ、PP獲得で史上最年少チャンピオンに向け王手! フェルスタッペンが2番手|F1アメリカGP予選



F1アメリカGP予選速報|アントネッリがPP獲得でチャンピオン決定にさらに近づく。フェルスタッペン2番手。アロンソQ2進出15番手

F1

F1 F1

アメリカGP

1 時間前

F1アメリカGP予選速報|アントネッリがPP獲得でチャンピオン決定にさらに近づく。フェルスタッペン2番手。アロンソQ2進出15番手



またもトラックリミット違反多発。しかし速いのは跳ね馬……フェラーリ今季3勝目に向けて視界よし。フェルスタッペンが続く|F1アメリカGPフリー走行3回目

F1

F1 F1

アメリカGP

4 時間前

またもトラックリミット違反多発。しかし速いのは跳ね馬……フェラーリ今季3勝目に向けて視界よし。フェルスタッペンが続く|F1アメリカGPフリー走行3回目



F1アメリカGP FP3速報|今回はフェラーリが速いぞ! ハミルトンが最速。中団争いは僅差で、アロンソ16番手。トラックリミット違反にご注意! 

F1

F1 F1

アメリカGP

4 時間前

F1アメリカGP FP3速報|今回はフェラーリが速いぞ! ハミルトンが最速。中団争いは僅差で、アロンソ16番手。トラックリミット違反にご注意! 

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録