F1 バーレーン・プレシーズンテスト

2022年のF1、ドライバーは視界悪化にすぐに慣れる? ストリートコースでは”新たなチャレンジ”に

2022年の新型F1マシンは、ドライバーの視界が狭くなっているが、ドライバーたちは走行を重ねることで適応できると考えているようだ。

Luke Smith

Luke Smith

編集: 2022/03/07 14:20

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Daniel Ricciardo, McLaren MCL36

 2022年の新レギュレーションに対応したF1マシンは、ドライバーの視界が悪化しているが、ドライバーたちは適応できると考えている。一方でストリートコースでは、より影響が大きくなるようだ。

 バルセロナで行なわれた3日間のプレシーズンテストで、各チームは初めて、新規則に対応したマシンを本格的に走らせた。

 新型マシンに対するドライバーからの最初のフィードバックは、他車への追従性の向上や乱気流の低減、高速コーナーにおけるグラウンド・エフェクトの恩恵など、ポジティブなモノが多かった。一方で、多くのドライバーは車重増加の影響や、視界の悪化を欠点として挙げている。

 今季から、F1は18インチホイールを採用。これに伴い、タイヤの外径も大きくなっている。タイヤのエアボリュームも減少することから、安全性を確保するためにもタイヤ自体が大きくなっているのだ。また新たに、フロントタイヤにかぶさるようなディフレクターが追加されていることも、視界の悪化に影響している。

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 マクラーレンのダニエル・リカルドは、コックピットからの視界は「邪魔なものが多くなり、確かに少し厄介だ」と認めた。

 リカルドはオンボードカメラのアングルについて「ドライバーと一緒に乗っているつもりでも、実際にはドライバーと同じ視点は得られないんだ」と語った。

「僕が言いたいのは、そんなに見えないでしょ、ということだ。でも慣れてくれば、基準点とかそういうものが見えてくるんだ」

「時間が経てば簡単になっていくものだ。おそらく、クルマの前の方に座り、もっと高い位置に座っていた時代と比べて、それほど素晴らしいモノではないだろう」

 視界が悪いことで、他のクルマとホイール・トゥ・ホイールのレースをするのが難しくなると思うかと聞かれたリカルドは、ドライバーたちはそれに慣れていくと確信しているようだ。

「クルマには常に死角があるから、サイド・バイ・サイドのレースでは直感を働かせないといけないんだ」とリカルドは言う。

「それがいいバトルを生むんだ。だから別の直感や他のものに頼ったりして、技を成功させたり、うまく守ったりするんだ」

「特にシーズン序盤は、少し適応する必要があると思う。でも、たぶん2、3レースもすれば、何も感じなくなるだろうね」

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、コックピットで「クッションか何かを用意してもっと高い位置に座りたい」とジョークを飛ばした。レッドブルのセルジオ・ペレスは「座席の位置に関してできることは限られている」と語った。

「僕たちは間違いなく慣れないといけないし、距離をもっと測らないといけない。ホイール・トゥ・ホイールのレースに関しても、これから徐々に慣れていくだろう」

「今年の、また新たなチャレンジになりそうだ」

 ペレスのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンは、視界が悪くなることで、より狭いストリートコースでのレースが、より難しくなる可能性があると指摘する。

「タイヤも大きくなっているから、視界が少し違うんだ」とフェルスタッペンは語った。

「バルセロナのようなサーキットでは、これはあまり問題にはならないと思う。ストリートサーキットに行くと、もう少し難しくなるだろう」

 アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、「ストリートサーキットのいくつかでは、コックピットからの視界が同じではないし、フロントタイヤが大きくなって、その上にあれ(ディフレクター)が乗っているから、もしかしたらチャレンジになるかもしれないね」と付け加えた。

「いずれわかるよ。みんなにとって新しいチャレンジになると思う」

 

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