F1の”紳士協定”巡るトラブルはドライバーが解決すべき? レースディレクターは関与するつもりなし

F1レースディレクターのマイケル・マシは、予選アタック前の”紳士協定”に関するトラブルを解決するのはFIAではなく、ドライバーたちだと語った。

F1の”紳士協定”巡るトラブルはドライバーが解決すべき? レースディレクターは関与するつもりなし

 F1では、予選のアタック開始前はお互いに尊重し合い、隊列を追い越したりせずに序列を守るという”紳士協定”があるが、今季はライバルを追い越し、隊列を乱すケースが何度も見られた。

 特にオーストリアGPでは、フリー走行から最終コーナーであるターン10付近でアタック待ちのドライバーが列を作っていたこともあり、予選前にF1レースディレクターのマイケル・マシは、ターン9~10付近でのスロー走行を禁止した。

 ドライバーたちは、ターン9の手前でスローダウンして間隔を開けることができたが、予選ではスローダウンしているクルマを追い越してしまうクルマも見られた。

 特にQ2では、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)が多くのマシンに追い越され、隊列の最後尾に。彼がアタックに入ろうとしたタイミングで、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)のアタックを妨害する形となってしまい、3グリッド降格ペナルティを受けてしまった。

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 一部のドライバーからは、FIAがこの問題を取り締まるべきだという意見も出ている。しかしマシは、紳士協定はあくまで紳士協定であり、競技規則の中で正式な位置を占めるものではないと明言。問題があれば、ドライバー同士で解決すべきだと強調した。

「紳士協定については、たまにメディアで見かけることがある」

「それは、サーキットにいる20人のジェントルマンの間で交わされている紳士協定なんだ。だから彼らはまた集まって紳士協定を再確認したり、修正する必要があるかもしれないね!」

「公平に見て、彼らは皆、エリートスポーツマンだ。今年、状況を悪化させている要因のひとつは、競争の激しさにあると思う。そういったプレッシャーがあるんだ」

 マクラーレンのダニエル・リカルドも、ドライバーたちが自ら問題を解決するべきだと考えている。

「結局のところ、誰かがちょっと生意気に、僕たちが合意した状況を悪用したとしたら、そのドライバーたちは、いつかは自分が泣きを見ると思ったほうがいいと思う」

「それが彼らの決断であり、選択なのだから、僕は自分たちのやり方で解決することに満足している」

 
 

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