GPDA、現在のタイヤへの懸念について、ブラジルで議論

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GPDA、現在のタイヤへの懸念について、ブラジルで議論
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
2018/11/09 7:04

F1ドライバーによって組織される団体であるグランプリ・ドライバーズ・アソシエイション(GPDA)は、金曜日に現在のタイヤとレースに関する懸念を話し合う予定だ。

 現在のF1では、1ストップの戦略を遂行するため、ペースを落としてタイヤをしっかりとマネジメントすることが定石となっている。また一方で、トップ3チームとそれ以外のチームとの差が拡大し、その格差は広まる一方だ。

 GPDAはこれらの状況に懸念を抱いており、事態を解決する方法を模索しようとしている。

 レッドブルのダニエル・リカルドは、現在のタイヤは特定の状況下ではプッシュできるものの、ピットストップ回数を最小限に抑えるために、ラバーをマネジメントする必要があると主張する。

 そのため、GPDAの会合が、ドライバーズ・ブリーフィングの後に行われることになった。

「誰も満足していなかったと思う」

 そうリカルドはタイヤの状況について語った。

「僕らがもっと長く、激しく戦うことができるタイヤを、彼らは求めていた。そして今、僕ははそれに近づいていると感じている」

「でも僕は、もっとプッシュできるが、デグラデーションの起きる、2〜3ストップの戦略を必要とするタイヤを、どう手にすればいいかは分からない。僕らは、今やっているように、ただゆっくり走るということになるだろう」

 ただ、このタイヤの問題は、GPDAの議題のひとつにすぎないと、ロマン・グロージャンは語る。グロージャンはGPDAのディレクターを務めている。

「問題はタイヤだけじゃない」

 そうグロージャンは語る。

「あまり他の人に話したくないと感じている。しかし、我々はフィードバックをもたらす必要があるし、おそらくそれをもっと進めていこうとするだろう。なぜなら、今のレースは楽しいモノではないからだ」

「メキシコGPでは、6位でも2周遅れだった。1周遅れだったり、2周遅れだったりする中団グループのマシンが表彰台に上がるのを、見たいだろうか?」

「大きなチームと小さなチームの差は大きすぎる。その上、タイヤを理解すること、そして走らせるのはとても複雑だ。もしダウンフォースが少なければ、タイヤを壊すことになるだろう。そして、再び差が広がることになる」

 グロージャンは、GPDAの話し合いの目的は、すべてのドライバーの気持ちを推し量ることだと語る。そして、もし何をする必要があるかということについての合意があれば、それがこのスポーツをさらに良くしていこうとする動きに繋がるはずだと考えている。

「もし、我々が議論したことに満足するところに行けば、箇条書きにして、皆さんやリバティ、そしてその他にも引き継いでいくべきだ」

 トロロッソのピエール・ガスリーは、レースをより良くしたいのなら、ドライバーたちはもっと話し合うべきだったと考えている。

「改善できることはたくさんある。もしオーバーヒートに敏感ではないもっと丈夫なタイヤがあれば、レースを改善することができるはずだ」

 そうガスリーは語る。

「そうすれば、長い間他のマシンについていくチャンスを与えてくれるだろう」

「現時点では、3つのコーナーで前のマシンに近づいて走るだけで、マシンは滑り始め、タイヤの温度が3℃上がる。そしてパフォーマンスを失い始めるんだ。それは雪だるま式に増えていく。温度は上昇し続け、そしてタイヤが終わってしまう」

「それは、ピレリが集中して考えるモノだ。僕らはすでに話した。でも彼らは、FOMが彼らに求めたモノを尊重する必要がある。だから、これは何度も議論した話題なのだ。おそらくドライバーとして、僕らの未来のために必要なことについての意見や見解、そして要望を、より強くする必要がある」

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シリーズ F1
イベント ブラジルGP
執筆者 Jonathan Noble
記事タイプ 速報ニュース