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ラッセル、混乱続くFIA内部状況に「次は誰がクビなんだ?」と皮肉。好調F1へのネガティブな影響を懸念

F1ドライバーたちの組合であるGPDA理事のジョージ・ラッセルは、最近FIA内部で解雇が続けざまに起きていることについて、FIA側に説明を要求している。

Mohammed Ben Sulayem, FIA President

Mohammed Ben Sulayem, FIA President

写真:: Dom Romney / Motorsport Images

 F1の統括組織であるFIAは最近、内部で人材の離脱が相次いでいる。この事態にF1ドライバー組織のGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の理事であるジョージ・ラッセルが説明を求めた。

  F1は今週末カタールGPが開催されるが、その直前でまたしてもFIAの人事に混乱があった。第22戦ラスベガスGPを前にはF1のレースディレクターだったニールス・ウィティヒが即時退任となったが、続くカタールGPに向けては、今度はF2のレースディレクターを務める予定だったジャネット・タンが解任されたのだ。

 その結果、ラスベガスGPからF1レースディレクターとなったルイ・マルケスが、F2も兼任することになり、彼はF1の業務に慣れるタイミングでさらに業務を抱えることになってしまった。

 さらに長きにわたってFIAのレーススチュワードを務めたティム・メイヤーもFIAを去ったことが分かった。彼の退任の背景について公式な声明は出されていないが、F1アメリカGPで観客がコースに進入した一件でFIAのモハメド・ベン・スレイエム会長との間に緊張関係があったのではないかと言われている。

 ウィティヒの解任からわずか数週間の間に、これだけの変化が相次いでしまっていることは、FIAに対して一貫性を求めているドライバー達からのさらなる懸念をもたらしてしまっている。

 ラッセルは前述のジャネット・タンの解任も報道によって初めて知ったと明らかにしており、FIAからドライバーに対する情報提供を改善する必要があると考えている。

「僕たちが彼らに透明性や一貫性を少し求めていた時に、彼らは重要な人物をふたり解任することになった、そういうわけだ」

 ラッセルはそう語る。

George Russell, Mercedes-AMG F1 Team

George Russell, Mercedes-AMG F1 Team

Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images

「360度転換してしまったようなものだ。僕たちはニールスの解任の理由についても何も分かっていない。ティムの離脱についても誰も知らされていなかったと思うし、F2レースディレクターの件もメディアを通じてだったんだ」

 ラッセルはスタッフの大規模な人事異動などが発生することは理想的とは言えないとしつつ、FIAに対しては将来に向けた計画がどうなっているのか、何らかの説明が行なわれる事が重要だと要求した。

「どういった組織であっても、基本的に離職者が出たり、担当が変わったりすると、安定した環境からは程遠いし、新しいルールを学ばなくてはならない」

「どのチームにとっても、それはかなり大変なことだし、今FIA内部にいる全ての人達にとっても非常に大変なことだ

「何が起きているのか、そして次に誰が解雇されるのか、少しでも明確に理解できるようにしたいね」

 FIAからの人員の離脱は、ウィティヒ以前から続くものだ。彼の解任以前には、広報部長のルーク・スキッパー、モビリティ担当事務局長のヤコブ・バングスガードが相次いで離脱。他にも、2023年末にはスポーティングディレクターのスティーブ・ニールセンやシングルシーター技術部長のティム・ゴスらが辞任している。

 FIAの初代CEOのナタリー・ロビンも就任から2年も経たない今年5月に退任している。

 F1はリバティ・メディア傘下となってから人気を高め規模を拡大しているがが、ラッセルはこうしたFIA内部での変化が広く影響を及ぼすことの無いことを願っていると語った。

「FIAでは間違いなく、とても多くの変化が起きている。その変化もあまりにも多く、性急だ」とラッセルは語る。

「皆がリバティとステファノ(ドメニカリ/F1CEO)のことを信頼していると思う。知っての通り、彼はレーサーだったし、彼にはレースの血が流れている。彼はこのスポーツをできるだけ最高の状態にするために全力を尽くしてくれている」

「僕らにとっての唯一の懸念は、このスポーツが素晴らしい状況にあるということだ。皆がチームのために最善を尽くしていて、リバティとステファノも素晴らしい仕事をしてくれている」

「そうした状態を維持し、成長を続けられるようにする必要があるんだ。こうした様々な変化が、ネガティブな影響を及ぼさないことを願っている」

 

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