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FIA、F1のエンジンモード規制の運用開始をイタリアGPに延期。ベルギーGPは従来通りに

FIAは、ベルギーGPから導入する予定だったエンジンモード規制について、取り締まりの開始をイタリアGPまで延期することを決めたようだ。

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W11 EQ Performance, in the queue to leave the pit lane during Qualifying

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 FIAは、F1第7戦ベルギーGPから予選と決勝で同じエンジンモードを使用するよう規制を開始する予定だったが、導入が1戦延期され、第8戦イタリアGPからになるようだ。

 これは、パワーユニット(PU)マニュファクチャラーが新しい制限に向けて、ベンチテストを実施する時間をより多く取るために譲歩が行なわれたようだ。

 第6戦スペインGPを前に、FIA事務局長のピーター・バイエルがチームに向けて書簡を送った。その中の『パワーユニットのエンジンモード -予選とレース間の調整範囲の縮小』と題したセクションがあり、ベルギーGP前に発行される技術指令に従って、エンジンモードを規制すると説明した。

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 この件に関する技術指令の草案が、今週チームに正式に通達されたが、チーム側からいくつかの質問が寄せられた。議論が行なわれた末、木曜日遅くにチームに送られたバージョンでは、規制を開始するレースをイタリアGPに変更し、チームが情報を収集するための時間が設けられた。

 あるチームの代表は、motorsport.comに対し「それは適切に処理するのが簡単な技術指令ではない。我々はそれを適切に処理する必要がある」と語った。

 F1レースディレクターのマイケル・マシは、スペインGPの際、FIAは新たなルールを適切に監視できると確信していると話した。

「我々はそれを確信している。そうでなければ、我々はこの道を進むことを決めていなかっただろう」

「特に、技術チームがこの件に関して膨大な量の作業を行なったことを知っている。また、4つのPUマニュファクチャラーにも意見を求めた」

「現時点で、我々は大きな自信を持っている」

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