スペインFP2:難解な金曜。ハミルトン最速も、FP1タイム更新できず

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スペインFP2:難解な金曜。ハミルトン最速も、FP1タイム更新できず
執筆: 田中健一
2018/05/11 15:49

F1第5戦スペインGPのフリー走行2回目が行われ、ハミルトンがトップタイムを記録したが、FP1でボッタスが記録した最速タイムを上回れなかった。

 F1第5戦スペインGPのフリー走行2回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが14番手、ブレンドン・ハートレーが18番手となった。

 気温24度、路面温度41度というコンディションで行われたスペインGPのフリー走行2回目。真っ先にコースに出て行ったのは、ハースの2台だった。

 そのハースは、ケビン・マグヌッセンがソフトタイヤを履き、1分21秒164を記録する。ただチームメイトのロマン・グロージャンは、タイムを計測した後、セッション開始5分を経過した時点でターン7でリヤを流してしまい派手にコースオフ。グラベルにはまってしまった。

 これによりコースには早速バーチャル・セーフティカー(VSC)が宣言される。

 VSCが解除されると、トップチームの面々もコースインしていく。まずはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が1分19秒421を記録して首位に立つ。続いてメルセデスのルイス・ハミルトンがセクター1と2で全体ベストを出すも、セクター3でミスがあり、ベッテルのタイムには及ばなかった。

 その直後、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが1分19秒050で首位に立つと、FP1でトップタイムを記録したバルテリ・ボッタス(メルセデス)が2番手となるタイムを叩き出す。ただ、ボッタスのアタックはミディアムタイヤを履いてのモノ。この時点での上位勢のタイムは、軒並みソフトタイヤを履いてのモノであり、これに割って入った形だ。

 ベッテルとハミルトンはそのままコースにとどまり、自身のタイムを更新。ソフトタイヤには、複数回アタックラップをできるようなライフがあるようだ。中でもハミルトンは、3回目のアタックで1分18秒259へとタイムを更新。首位に立つ。この間にフェルスタッペンも1分18秒台に入れている。

 中団グループは大接戦。ハース、マクラーレン、トロロッソ、フォースインディアなどが7番手を争う展開。しかもここに、シーズン序盤は苦戦していたザウバーも加わってくるような格好となった。ただこの中のマクラーレン、フェルナンド・アロンソはミディアムタイヤを履いてのタイムであり、チームが今回のグランプリに持ち込んだアップグレードが、うまく機能していることを伺わせた。

 リカルドにはエンジニアから無線で指示が飛ぶ。これを忠実に守ったリカルドはタイムを伸ばし、総合2番手に浮上する。

 マクラーレンのストフェル・バンドーンは、セッション開始から30分が経過した頃ようやくコースイン。13番手のタイムを記録する。

 その頃、ボッタスがスーパーソフトタイヤを履いてコースイン。3番手に浮上する。チームメイトのハミルトンもスーパーソフトタイヤを履き、アタック。ただセクター1では自身のソフトタイヤでのタイムを上回ることができず、ターン7ではオーバーランするシーンもあり、ペースアップできなかった。

 フェルスタッペンもスーパーソフトを履いたが、やはりターン7でミスがあった。ただそのまま走行を続け、1分18秒533を記録し、3番手に上がった。

 セッション残り時間50分を切った頃、フェラーリ勢がようやくスーパーソフトタイヤを履いてコースイン。ただベッテルはトラフィックに遭い、タイムアップならず。2度目のアタックでようやく4番手タイムを計測した。チームメイトのキミ・ライコネンはターン4でコースオフするシーンもあった。

 セッション残り37分、ライコネンのマシンが突然スローダウン。エンジンを切り、惰性でゆるゆるとピットに戻った。ライコネンのマシンは、ターン9を通過した付近でマシンのリヤから白煙を吹き上げており、パワーユニット関連のトラブルが心配される。

 セッション後半には、各車がロングランを実施。決勝レースに向けた各タイヤの評価を行った。ただこの際、ハミルトンやルノーのニコ・ヒュルケンベルグが、スーパーソフトタイヤの性能劣化を訴える。事実、各車のタイヤには、黒い筋のようなモノが確認できた。予選〜決勝に向け、タイヤ選択が非常にシビアになってきそうだ。

 残り12分、ターン7でセルジオ・ペレス(フォースインディア)がストップ。ターン6で、左フロントホイールが外れかけるようなシーンが、国際映像に映し出された。これでペレスは走行終了。マシンはエスケープロードに収容された。

 結局、このセッションでトップタイムだったのはハミルトン。ただ、スーパーソフトタイヤでは好タイムを残すことができず、ソフトタイヤでのタイムがこのセッションでの最速ラップとなった。また、ボッタスがFP1で叩き出した最速タイムを上回ることもできなかった。

 レッドブル勢が2-3番手につけ、以下ベッテル、ボッタス、ライコネンというトップ6となった。上位3チームに続いたのはハースの2台。その後ろにマクラーレンとフォースインディアが続いた。トロロッソ・ホンダ勢はガスリーが14番手、ハートレーが18番手だった。

 ただ、各ドライバーがベストタイムを出した時のタイヤはまちまち。中でもアロンソ(12番手)のベストタイムは、ミディアムタイヤでのものであり、正しい勢力図を示した順位という形にはならなかったような感がある。

 また、多くのドライバーが1周をまとめ上げるのに苦労している様子で、さらにトラフィックをやりくりするのが難しいコースだということもあり、非常に厳しい予選になる可能性もある。

 次のセッションはフリー走行3回目。日本時間の12日19時から行われる。

→F1第5戦スペインGPフリー走行2回目結果

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この記事について

シリーズ F1
イベント スペインGP
サブイベント 金曜日 フリー走行2回目
ロケーション サーキット・デ・カタルニア
執筆者 田中健一