ホンダ田辺TD「低迷の原因が色々分かり、前戦と比べ改善してきた」
ホンダのF1テクニカルディレクターを務める田辺豊治が、金曜の走行終了後に記者団の取材に答えた。

F1欧州ラウンドの開幕戦スペインGP。トロロッソ・ホンダはフリー走行1回目(FP1)ではピエール・ガスリーが10番手に入ったものの、FP2ではそのガスリーが14番手に入ったのが最高だった。
この日の走行を終え、ホンダのF1テクニカルディレクターである田辺豊治は、次のように語った。
「風が強かったですし、走り出しは路面が埃っぽかったですから、みんな苦労していましたし、うちも苦労しました」
そう田辺テクニカルディレクターは語った。
「しかも(ガスリーは)フロアを壊してしまい、トラフィックにも遭ってしまったので、難しい金曜日でした」
この日の走行では、特にセクター1で苦労したという。
「挙動に関するドライバーからのフィードバックからも、そしてデータからも、踏めない状況が出ているということはわかっています。そこを改善することができれば、コンマ2〜3秒くらいは改善できると思います」
バーレーンGPで4位入賞を果たしたトロロッソ・ホンダ。しかし、その後の2戦では苦戦が続いた。しかしその原因解明が進んだことで、大きなアップデートがなくとも、今回まずまずの戦闘力を発揮できていると田辺は語った。
「直近の困難な2レースと比較して、我々のパッケージは改善しているようです」
「低迷の原因調査をやって、色々なことが分かってきました。それを今日試し、うまく働いてきたというところもあると思います」
スペインGPの舞台であるカタルニア・サーキットは、オーバーテイクが難しく、予選順位が重要になる。そのため土曜日は、よりアタックラップに秀でたセッティングをパワーユニットに施す予定だと、田辺はチームのプレスリリースで語った。
「土曜日の最後のフリー走行では、より速く1周を走るために適したパワーユニットのセッティングに集中する予定です。このコースではオーバーテイクが難しいため、予選順位は非常に重要だからです」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | スペインGP |
ロケーション | サーキット・デ・カタルニア |
ドライバー | ブレンドン ハートレー , ピエール ガスリー |
チーム | アルファタウリ・ホンダ |