2021年F1、TBCの第3戦はポルトガルが最有力? 実現不可ならバーレーン連戦も
F1は新型コロナウイルスの影響で第3戦がポルトガルで開催できない場合に備え、2021年の開幕戦が行なわれるバーレーンで、2週連続でグランプリを開催する可能性を検討していることが分かった。
2021年のF1は、3月28日決勝のバーレーンGPで開幕。その後4月18日に第2戦がイタリアのイモラ・サーキットで、そして5月2日には第3戦が予定されているが、この開催地は未定となっている。
この第3戦の舞台として最有力されるのは、ポルトガルのポルティマオ。しかしヨーロッパでは新型コロナウイルスの変異株の感染が広まりつつあり、ポルトガルでのGP開催が難しくなりつつあるのではないかとの見方が強い。
今年からF1のCEOを務めることになったステファノ・ドメニカリは、シーズン序盤の日程を最終的に決めるためにも、状況を正しく把握すべく、今後数日間にわたって様々なレースプロモーターと話し合いを行う予定だという。ドメニカリ曰く、バーレーンとイモラは間違いなく開催できると断言するが、緊急事態が生じた場合に備え、対応策の準備も整っていると語る。
第3戦がポルトガルで開催できなかった場合には、バーレーンで2週連続でレースを開催し、イモラでのレースを1週間後ろ倒しになるという案が出されているようだ。
「そこ(5月2日)には、TBC(確認中)のレースがあるだけだ。もしそこがポルトガルになるのなら、ポルトガルとしっかりと表記される」
そうドメニカリCEOは、一部のメディアに対する限定インタビューでそう語った。
「ポルトガルと記載されていない理由は、まだ状況が完結していないということだ。我々はできる限り早く、それを発表することになる。それは今後数日のうち……ということになるだろう。2ヵ月後に発表するなどということはない」
「今週末、現在の状況をしっかりと把握するために、個人的なミーティングがある。そして考えられる可能性のひとつとして、バーレーンで2回レースをするという選択肢もある。しかしこれは可能性のひとつであり、まだ何も決定されていない。現時点では、カレンダーを予定通り実施するということに注力している」
新型コロナウイルスの先行きは、まだ不透明な部分も多い。しかしドメニカリCEOは、2021年のF1が23レースを開催できることを期待していると語る。
「状況を想像すれば、今年は去年よりもずっと楽に開催できるようになると思っていた。だが、そうではなかった」
そうドメニカリは語る。
「しかし我々は、カレンダーに載っているレース数を達成できると確信している」
「それは挑戦的なことだが、我々が持っている関係性により、そういうことは本当に起こり得ると確信している。しかしご想像のとおり、我々には柔軟性があり、他の可能性に備えることもできる」
「我々はすでに、別の計画も立てている。念の為、プランAからプランDまであるのだ。そしてすでに決定したことでも、明日には状況が変わっているかもしれない。だからこそ我々は、毎日全ての主催者と連絡を取り合っているのだ」
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