F1ストラテジーグループ、新エアロ規制やシールドが議題に
F1ストラテジーグループでは、2020年以降の空力規制や、コックピット保護システムであるハロやシールドなどについて話し合われるようだ。

今週水曜日に行われるF1ストラテジーグループでは、2020年以降の空力規制や、コックピット保護システムであるハロやシールドなどについて話し合われるようだ。
ジュネーブで行われるこの会議では、タイヤコンパウンドやレース週末のタイムテーブルについても議論されるという。
今シーズンよりエアロのレギュレーションが改訂されたことで、マシンは全体的に大きくなり、タイヤがより幅広になったことでグリップが増したため、従来のマシンよりもコーナリング性能が向上し高速化した。
F1の首脳陣はF1を改善することを望んでおり、今後は空力規制の変更などを行って長期的にそれを実現できる方法を模索している。
またフェラーリのセバスチャン・ベッテルがイギリスGPのフリー走行で初めて試した”シールド”についても話し合われるだろう。ベッテルはめまいを引き起こしたことで走行を中断しており、このデバイスについて低い評価をしている。
FIAはシールドの開発を進め、その最終版が2018年の導入に間に合うことを願っているが、シールドの導入が叶わなかった場合は代わりにハロが導入されることになる。
他にも、コスト削減に関する計画の進捗を確認すると同時に、2020年以降の新しいエンジンのレギュレーションについても議論を行う予定だ。
さらに、最近ロンドンで行われた”F1ライブ”のようなF1イベントに参加するドライバーをどう振り分けるかが話し合われる。その大筋は、ドライバーがイベントに参加する回数を1シーズンのうち3~5回程度に制限するのが望まれているようだ。
また議題には、エキゾーストブローイングやオイルの不正燃焼問題、さらにフィンを含むエンジンカバーについてなどが含まれている。
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シリーズ | F1 |
執筆者 | Dieter Rencken |