【F1】F1復帰を目指すクビサ「限界はない。マシンにうまく適応できる」

バレンシアでテストを行ったクビサは、今後のF1復帰に向けて、"いかなる限界もない"と話した。

 6年ぶりにF1マシンをドライブしたロバート・クビサは、F1マシンを制限なくドライブでき、かつて以上にマシンに適応できたと語った。

 かつて2006年から2010年までF1に参戦していたクビサは、2011年にラリーに参戦していた際に右手と右腕に重傷を負い、F1から離れることになってしまっていた。そのクビサは先週ルノーの行ったプライベートテストで、久々にF1のコックピットに戻ってきた。

 バレンシアで行われたこのテストでは、クビサは2012年型のロータス(現在のルノー)のマシンE20で115周を走行。ルノーのトラックサイド・オペレーションズ・ディレクターであるアラン・パーマンによれば、クビサはF1復帰も可能なほど力強いペースを見せたという。

 クビサはテスト後、ポーランドのEleven Sportsに対し、事故でF1のキャリアを一時中断する前よりも、今はマシンに適応することができていると主張した。

「身体のコンディションについて、たくさんのことをしてきた」

 そうクビサは話した。

「かつてこんなふうにマシンに適応したことはなかったし、僕がまだF1で戦っていた"黄金期"でさえこんなことはなかった。例えば今は、2008年よりも体重が軽いんだ」

「今はよく眠れるよ。なぜなら、自分にはどんな制限もなくF1マシンをドライブできることがわかっているし、速さと一貫性を持ってドライブできるんだ」

 またクビサは、自分が再度どれほど快適にF1マシンをドライブできるのかということがわかり、テストの最初の1周目では"ショック"を受けたと話した。

「すべてを自分でコントロールすることができ、何も変わっていなかったことに気がついた最初の走行の後は、最高の瞬間だった」

「3周を走り終えた時、僕がF1に乗っていなかった期間は、まるで1カ月もなかったかのように感じた。長い間F1に乗っていなくて、"クエスチョンマーク"もたくさんあったから、これはある種のショックだった」

「コックピットの中もとても快適だった。家にいるかのようだったよ」

目標へ向けて「興奮しすぎても仕方ない」

 テスト後、現在のターゲットはF1への"適切な復帰"であると明言しているクビサだが、我を忘れて興奮しないことが重要だったと語った。

「今回のテストの後、ファンとモータースポーツに関わる人々の想像と期待が高まったことだろう。でも、興奮しすぎても意味がない」

「時が経てばわかるだろう。6年間で僕の人生にはたくさんのことが起きて、たくさんのことが変わった」

「自分で立てた目標や、自分の手の届く範囲にあると思っていることを達成するために、僕は自分の仕事を続けていく。今後どうなるのか、何が起こるのかを言うには時期尚早だ。最も高いところにある目標のために準備していくつもりだ」

 また、クビサはこう話した。

「2年前、人々はF1マシンをドライブするとてもわずかなチャンスを僕に与えてくれたけど、(今回のテストで)堂々と復帰して、マシンをドライブできた」

 F1のテストを行う前には、WEC(世界耐久選手権)のLMP1クラスにバイコレスから出場するという契約を交わしていたクビサだが、彼の今年のスケジュールがうまくいっているので、後悔はしていないという。

「今年は別のレースプログラムの一員になるところだったが、残念ながらそうはならなかった。でも正直、それを全く後悔していない」

「自分の大好きだったことや、自分が今も大好きなもの、自分の情熱を感じるチャンスは、自分にたくさんのものを与えてくれるし、それは何があっても決して変わらないだろう」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー ロバート クビサ
チーム ルノーF1チーム
記事タイプ 速報ニュース