【F1】F1新オーナー、”ファン中心”でさらなる発展を追求

F1グループは、さらなるF1の発展を求めてソーシャルメディアの使用なども考慮し、ファンをもてなしたいと語った。

 F1グループの商業部門でマネージングディレクターを務めるショーン・ブラッチスは、ロス・ブラウンらと協力して、 F1を発展させていくと語った。

 スポーツマーケティングのベテランであるブラッチスは、これまでのF1は”ただ大きかった”だけであり、さらに多くのファンの関与を高めるためには、デジタルコンテンツに注力することがカギになると話した。

 ブラッチスはmotorsport.comに対し、「こういうことの基礎として、我々はファンに寄り添って物事を進めていかないといけない」と話した。

「このスポーツの運営という観点から考えると、我々の中心にファンは存在する。というのも、もし我々が出来る限りベストの仕事をしていれば、既存のファンも新たなファンももてなすことができる。これが最高の形だ」

「こういったファンの関与は、スポンサー、利権者、チーム、ドライバーの関与に起因することもある。そして、我々がこのビジネスをどのように見ているのか、ということの中心になっている」

「毎年20カ国を訪れ、20回の大きなイベントを行う。そこには、とてもポジティブなやり方でファンの経験を広げる機会がある」

 ブラッチスは、F1グループがどのようにして目的を達成してきたかということに関して詳細を語ることを拒否したが、ドライバー同士のより密接な提携や、ドライバー自身のSNSを通じてF1のプロモーションをより容易にすることが、F1を発展させる鍵だと示唆した。

「コミュニケーションをとったり、成功を祝福したり、あるいは論争を繰り広げるという面でも、ドライバーは我々の最高の宝だ」

「ルイス・ハミルトン(メルセデス)を例に挙げてみよう。彼は、このスポーツを超えて世界中のファンと奪うことのできない関係を築いている」

「我々はドライバーがそういうことをするための手助けができるはずだ」

「ソーシャルメディアの観点から見ても、世界的なロックスターと共演するための道具を与えられるわけではないが、彼らを手助けしたい」

「私はルイスとランチをして、これについて話し合った。ソーシャルメディアの重要性や、我々がどうすれば協力できるのかということに関しても、意見は100%一致した」

 またブラッチスは、F1は過去10年に起きたデジタルコミュニケーションにおける革命から取り残されてきたと話したが、この状況を変えるために動いていくと誓った。

「今は、最先端のユーザーインターフェイスとコンテンツを備えた”新しいコンテンツ”の開発に注力する明らかなチャンスだ」

「我々には、F1に関する並外れて豊富なコンテンツがある。我々が保持しているデータを見て、とても興奮している。それをどのように配分するのか、戦略的に考えなければならない」

ロス・ブラウンらとの協力も必須

 F1グループは、新たにマーケティングとコミュニケーションの部署を設ける予定であるが、バーニー・エクレストンがF1の商業面の代表を務めていた際は、このような部署は存在しなかった。また先日、ノーマン・ハウウェルがグローバルコミュニケーション部門の取締役に任命された。

 このような改革の一環で、現在行われている第1回目の合同テストでは、ショートムービーを撮影し、SNSで公開することが許可されたが、エクレストン時代はこういったことは許されていなかった。

 F1グループの商業部門のマネージングディレクターとして、ブラッチスは、ロス・ブラウンや、モータースポーツのマネージングディレクターであり、会長であるチェイス・ケリーらと共に密接に仕事をしていくという。

 ブラッチスは、「私はロスと親しい間柄にある」と話した。

「我々は、特に商取引に焦点を当ててきた考え方から、より戦略的なビジョンに移行し、そのビジョンを中長期的に実行したいと考えている」

「様々なものに対して早急に応急措置を取ろうとはしていない。この素晴らしいブランドを用いて、思慮深く、具体的な方法で発展させていくつもりだ」

Anthony Rowlinson

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シリーズ F1
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