アクティブエアロに“第3のモード”。フェラーリがバルセロナで雨バージョンのフラップ可動をテスト
ウエットコンディションとなったバルセロナテスト2日目では、フェラーリがアクティブエアロの第3のモードを評価する機会を得た。
Charles Leclerc, Ferrari
写真:: Formula 1
バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで非公開で行なわれている5日間のF1シェイクダウンテスト。その2日目は雨の影響もあってフェラーリとレッドブルの2チームしか走行しなかったが、分析材料は豊富であり、フェラーリはアクティブエアロの新要素をテストした。
各チームはシェイクダウンテスト5日間のうち3日間だけ参加できることになっており、フェラーリは2日目から登場した。これが今季初の本格走行ということもあって、まず午前中は新車SF-26のデータ収集と走行距離の確保に集中。生憎の雨に見舞われたが、シャルル・ルクレールはウエットタイヤで周回を重ねる中、2026年の技術的新要素のひとつである“パーシャル・アクティブエアロ・モード”のテストを実施した。
アクティブエアロは、2011年から2025年まで使用されていたDRS(ドラッグ・リダクション・システム)の後継的存在であり、空気抵抗を減らすことでストレート走行時の空力効率を高め、最高速の向上とハイブリッドシステムのエネルギー消費削減を狙ったものとなっている。
当初はこのアクティブエアロをオンにするかオフにするかの2択のみになると想定されていたが、現在では第3の状態が追加されている。バルセロナのメインストレートでルクレールが評価したこのパーシャル・モードでは、リヤウイングのフラップが通常通り閉じている一方で、フロントウイングの第2・第3エレメント(フラップ)が可動する。
この第3のモードは、昨年12月にまとめられた最新のレギュレーション草案の一部として導入された。それ以前の規則では、ウエットコンディションではアクティブエアロの使用自体が認められていなかった。
このモードが追加されたことには主にふたつの理由がある。
まずひとつ目は、ストレートでフルダウンフォース状態のまま走行するとエネルギー消費が大きくなり、バッテリー切れを起こす懸念が残っていたことだ。これはレースの見栄えを損ね、批判の的になる可能性があった。
もうひとつの大きな懸念は、昨年相次いだスキッドブロック摩耗過多による失格問題だ。特に、ラスベガスGPでのマクラーレン勢ダブル失格は記憶に新しい。
ストレートでのダウンフォースレベルが高いと、マシンの底面にあるスキッドブロックが擦れてしまうリスクが高まる。そのため第3のアクティブエアロモードが検討されるに至ったのは自然な流れと言える。
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