【F1】FIA、日曜の悪天候に備え、救急搬送手段を複数用意
執筆: Adam Cooper
FIAは、日曜日に天候が悪化し、万が一メディカルヘリコプターが飛ばなかった場合の措置を講じている。





中国GPの金曜日は悪天候に見舞われ、視界不良のためにサーキットから約38km離れた規定の病院までメディカルヘリコプターを飛ばすことができなかった。またある時点では、ヘリコプターがサーキットから離陸することもできなかった。
このような状況下では、FIAのレギュレーションで陸路による救急搬送も許可されているが、これにはタイムリミットが伴う。国際スポーティングコードの補遺Hでは、(不可抗力は除いて)天候や交通渋滞にかかわらず、病院まで20分以内で到着することが可能な場合、(ドライバーが重度の火傷を負った場合を除いて)病院への搬送手段に救急車を使用することが許されている。なおこれらの搬送条件が条件が満たされない場合は、セッションを中断する必要がある。
金曜日には病院までの搬送時間を保障することができなかった。しかしFIAは、この搬送時間を縮めるために、警察の護送を手配することも可能である。
加えて、サーキットから約5kmのところにある"第2の"病院も利用可能である。この病院にもほとんどの状況に対応する設備が揃っているが、38km離れたメインの病院にある脳神経外科がこちらの病院にはない。しかし必要な設備を”出張”する準備も整っているという。
現在の天気予報では、風が強く、低い雲が滞留しないとされており、ヘリコプターが飛行できないという事態にはならないものと考えられている。
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シリーズ | F1 |
イベント | 中国GP |
ロケーション | 上海国際サーキット |
執筆者 | Adam Cooper |
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