【F1】FIA、次戦までにハミルトンとベッテルの事件を再調査すると発表

FIAはF1アゼルバイジャンGPにてベッテルに対し、さらなる制裁が必要かどうか判断するため、インシデントを再調査することを明らかにした。

 水曜日、FIAはF1アゼルバイジャンGPにてフェラーリのセバスチャン・ベッテルに対し、10秒のストップ&ゴーペナルティを科したが、さらなる制裁をする必要があるかどうか判断するため、インシデントを再調査することを明らかにした。

 FIAのスポークスマンは、来週末に行われるオーストリアGPが開催される前に、FIAが所持している証拠を再評価し、ベッテルに対しさらなる措置を行うべきかどうかが決定されると述べている。

 FIAは以下のように声明を行なっている。

「アゼルバイジャンGPにて5号車(ベッテル)が、44号車(ルイス・ハミルトン)に追突したことにより発生した。FIAは事件の原因をさらに調査し、さらなる措置が必要かどうか7月3日月曜日に評価する」

「結果発表は、次戦オーストリアGPの前に明らかにされる予定だ」

衝突

 F1アゼルバイジャンGPは、3度のセーフティカーが出動する大荒れのレースとなった。そのうち、2度目のセーフティカーが解除されようというところで、首位を走行していたハミルトンに2番手のベッテルが追突する事件が発生。ベッテルは、そのインシデントの原因はハミルトンがターン15でブレーキテストを行ったことによるものだと判断し、怒りを覚えた。

 憤慨したベッテルは、ハミルトンの横に並び、ハミルトンがいる方向にステアリングを切ったことで、ホイール同士を接触させた。

 レーススチュワードは、ベッテルの行動が潜在的に危険なドライビングであったとし、10秒のストップ&ゴーペナルティを科した。

 またスチュワードはハミルトンの行動を評価するためにFIA側で取得していたテレメトリーを分析し、ハミルトンの行動は正しいものであり、ブレーキテストは行われなかったと判断した。

 ベッテルに対しペナルティが宣告された直後、ハミルトンはベッテルが受けたペナルティは十分なものではないと感じ、チーム無線でそれを訴えた。

 F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングに当てられたハミルトンのメッセージは、次の通りであった。

「あのドライビングに10秒のペナルティしか科さないなんて十分じゃないよ。チャーリーもそれを理解しているはずだ」

 レース後、ハミルトンは会見の場でベッテルを非難し、ベッテルの振る舞いはジュニアカテゴリーへの悪い例になったと主張している。

ベッテルの否定

 一方のベッテル自身は、レース後も自分の振る舞いが間違ったものではなかったと主張し、非を認めないものとした。またハミルトンのホイールに接触させてしまったのも、車内でハミルトンに対しジェスチャーして起こってしまったため、故意ではないと示唆した。

 ベッテルに科されたペナルティが十分なものであったかどうかという話が持ち上がったことで、FIAはより重い制裁が必要かどうかをよりよく判断するために、レースで何が起こったのか再び見直すことを決定した。

 昨年のメキシコGPでベッテルは、ホワイティングに対し不適切な発言をしたことで、FIAの国際裁判所での判決を受ける寸前まで事態が発展した。

 しかし、ベッテルが謝罪を行なったため、理事会は国際裁判所への控訴を取りやめ、再び事件が繰り返された場合は処分を言い渡すことを警告した。

 その時の声明は次の通りである。

「FIAはこのような機会を利用して次のように助言を行う。今後、メキシコで発生したような事件が繰り返された場合、FIA国際裁判所に事件を控訴する懲戒処分を実行するだろう」

 今回のケースは不適切な発言が主な評価の対象になるわけではないが、彼自身が罰せられた事由を受け入れていないということが問題になる可能性があるという。

 ベッテルの誕生日でもある7月3日にFIAは事件に対する評価を発表するとしているが、さらなる制裁が必要であると評価された場合は、裁判所で事件を取り扱われる可能性が高いとみられる。

 さらなる制裁の中には、レース出場停止も含まれていることだろう。

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 アゼルバイジャンGP
サーキット バクー市街地
ドライバー ルイス ハミルトン , セバスチャン ベッテル
記事タイプ 速報ニュース