【F1】FIA、競技規制を改訂。接触によるペナルティ基準を変更

ドライバーたちがクラッシュに対する責任を認めない限り、ペナルティは科されないという競技規則の改訂が行われた。

 これまでのF1のレース中でポジション争いをしているドライバー間でクラッシュが起きた場合、ドライバーたちはタイムペナルティやグリッド降格という制裁を受けてきた。

 昨年の事例を挙げると、マレーシアGPでニコ・ロズベルグは、キミ・ライコネンと軽く接触したことでペナルティを受けた。

 昨年のチャンピオンシップの背景には、こういったクラッシュに対する厳しい姿勢がF1に影響を与えているという論争が起こり、ドライバーをはじめとした各チームの首脳やF1陣営らは様々な思いを募らせていた。”過度な”ペナルティは、いつしかドライバーたちにオーバーテイクする時のリスクを”避ける”ための抑止力となっていたのだ。

 しかし、先週のF1コミッションに引き続き世界モータースポーツ評議会で行われた話し合いでは、ドライバー同士のインシデントが起きた場合は、ドライバーたちが”完全に”クラッシュへの責任を認めた時だけにペナルティを科すという新たなレギュレーションが合意された。

 改訂された2017年のF1競技規則(スポーティングレギュレーション)は、”F1レースディレクターによるインシデントの調査を依頼できる権限は、インシデントを起こした当事者たちにある”とした。

 さらに改訂された38.2条a項には、”インシデントに関与しているドライバーにペナルティを課す必要が生じた場合、スチュワードの裁量により決定される”と付け加えられた。

 また”ドライバーがインシデントの責任を全て、もしくは大部分認めない限り、スチュワードはペナルティを課すことができない”としている。

レコノサンスラップの周回数が減少?

 FIAはレーススタート前のピットクローズに関するレギュレーションについても改訂を行った。

 決勝レース直前に行われる国歌斉唱のセレモニーに、各ドライバーが確実に参加できるようにするため、レーススタートの30分前にピットレーン出口がオープン、そしてその10分後にピットレーン出口はクローズされることになった。つまり、レース前の最終チェック走行となるレコノサンスラップの周回数は、必然的に減ることになるだろう。

 レギュレーションには、出走するドライバーは、レーススタートの14分前に行われる国歌斉唱のセレモニーに参列することが義務付けられている。

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シリーズ F1
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