F1&FIA、”不適切動画”投稿で炎上のマゼピンに対するハースの行動を支持
ハースF1は今週水曜日、ニキータ・マゼピンがSNSに投稿した動画について非難する声明を発表したが、F1とFIAもこのハースの姿勢を支持することを明らかにした。
Nikita Mazepin, ART Grand Prix
Carl Bingham / Motorsport Images
2021年にハースF1のドライバーになることが決まっているニキータ・マゼピンは、自身のインスタグラムに不適切な動画を投稿した。動画はすぐに削除されたものの、各方面から厳しい批判を受けることになった。
この動画は、車の助手席に乗るマゼピンが、後部座席に座る女性の胸に手を伸ばすという内容のモノ。ハースは水曜日に声明を発表し、動画を投稿したマゼピンの行動を痛烈に批判した。マゼピン自身もこれらの反応に対し、「F1ドライバーとして高い規範を維持」し、「自身の最近の行動をお詫びする」とする声明を発表した。
木曜日の朝、FIAとF1もこれに呼応する形で共同声明を発表。ハースがマゼピンを非難したことを支持すると明らかにした。
「我々は、ドライバーであるニキータ・マゼピンの最近の不適切な行動への対応について、ハースF1チームを強く支持する」
そう共同声明では語られている。
「マゼピンは、自身の行動について公に謝罪した。そしてこの問題は、ハースF1チームによって内部で扱われることになる」
「我々のスポーツの倫理原則と多様で包括的な文化は、FIAとF1にとって最も重要だ」
ハースは水曜日に発表した声明の中で、マゼピンの行動を「忌まわしい」と断言。しかしこの問題については内部で処理しているため、現時点ではこれ以上のコメントは行なわないと述べた。
なおマゼピンがアップロードしたビデオにタグ付けされた女性は、ハースが声明を発表した後、自身のインスタグラムにコメントを投稿。「深刻なことは何もない」と語った。
「私はこのビデオを、彼の”ストーリー”に内輪のジョークとして投稿しました」
そう当該の女性はコメントした。
「本当にごめんなさい。彼は本当に良い人で、私を傷つけたり、侮辱したりすることは決してありません」
マゼピンは今季のFIA F2でランキング5位となり、F1参戦に必要なスーパーライセンスの発給要件を満たすことになった。そしてそれが確定する前の段階で、来季はハースからF1デビューすることが発表されていた。チームメイトは、同じくルーキーであるミック・シューマッハーとなる予定である。
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